動物園 水族館 植物園
2013年02月15日
キリンがいなくなった動物園(天王寺動物園 2013年2月)
2月10日(日曜日)の午後、子供達の希望で天王寺動物園へ出掛けました。
まずは天王寺公園から入場。
花壇には綺麗な花が植えられていて、冬の寒さの中ですが、ほっこりした気持ちになりました。
天王寺博(1987年)の際に建てられた安藤忠雄さん設計の建物は植物温室として使用されており、こちらは本当に暖か。
綺麗な花を沢山見ることが出来ました。
この植物温室の横からは動物への入り口が作られていたのですが、今日は工事用の柵が設置されていて通行禁止。
“公園・動物園連絡園路改修工事”の為に、1/22から3/15まで臨時閉鎖しているとの事でした。
結局、天王寺公園から市立美術館へ渡る階段の横から一度公園の外へ出て動物園に向かいました。(ご注意下さいね。)
動物園へ到着すると、ちょっと寒かったので、まずは子供達の反対をよそに爬虫類館(アイファ)に入場。
ワニやワニガメ、ヘビは怖かったようですが、リクガメさんは気に入ったようで、ノソノソ歩くリクガメさんに話し掛けたりしていました。
青空の良いお天気だったからでしょうか?
運の良い事に、2頭のカバさんは陸に上がって日向ぼっこ。
暫くすると、1頭がもう一頭を誘って、プールに潜っていきました。
その後はサバンナゾーンに向かいました。
息子のユーキボンはカメラを片手に一生懸命に小型のコビトマングースを撮影。
サバンナエリアを覗くとシマウマ、エランドとダチョウの姿は見られましたが、キリンさんの姿がありません。
そのままサバンナゾーンを移動し、ハイエナやライオンを見て回りました。
キリンの園舎近くまで移動してきましたがやっぱりキリンさんの姿は無し。
園舎の前に立ってみるとこんな張り紙がしてありました。
「申し訳ございませんが、現在キリン、オランウータン、バーバリーシープは飼育しておりません。」
バーバリーシープもオランウータンも昨年亡くなっています。
と言う事は、キリンも? でも前回来た時にはサバンナゾーンでキリンに会っていましたし・・・。
もしかすると種の保存の為に別の動物園へ移動したのかもしれないので、子供達にはキリンさんがいなくなったと言う事実だけを伝えてキリン舎を後にしました。
トラ舎ではそのお隣に新しい住まいが建設されるらしく、工事用の防護壁にそれらしい絵が描かれていました。
ギャオギャオ!と兄弟喧嘩をしているチュウゴクオオカミ舎を過ぎ、レッサーパンダ舎、ペンギン舎を見てから羊とヤギがいるエリアへ行きました。
このあたりも工事中で、カンガルーやラクダは見られないとの表示が出ていました。
いつも居る野間馬さんの姿が無かったのがちょっと心配でした。(写真は去年の野間馬さん)
移動途中、ボランティアスタッフさんの体験コーナーに遭遇。
ライオンさんとシマウマさんの本物の頭骨を触らせてもらいながら肉食動物と草食動物の違いを教えてもらいました。
コアラ舎まで来たところで工事による通行止めに出会いました。
コアラ舎は南側から北側に抜ける一方通行なのですが、この工事による通行止めで、南側の入り口が閉鎖されているらしく北側からの入場となっていました。
実際にコアラ舎に入ってみました。やはり南側の扉が閉鎖されていて、ここで折り返して戻る形になってなっています。
今日のコアラ達は相変わらず熟睡でした。
この日は工事はお休みでしたが、騒音が苦手と聞いているコアラだけに、工事作業中の園舎内は静かなのかなと、ちょっと気になりました。
コアラ舎から南側を見ると、これまた天王寺博の時に作られた大きなバードゲージに白い覆いが掛けられていました。
どうやらこのエリア全体が工事中のようです。
コアラ舎の後はサルの檻の前を通って象のエリアへ。
ここも工事の影響で、対面通行のようにいつもとは逆行する形での人の流れが出来ていました。
ゾウを見た後は熊のエリアへ移動。メガネグマそしてホッキョクグマと見ていきました。
いつもは強い姉さん女房のバフィン(21歳)と若いゴーゴ(8歳)とは1頭ずつ別々に外に出されているのですが、ベビー誕生を期待して、この日は2頭が一緒に外に出ていました。
ゴーゴはバフィンにあまり構ってもらえずちょっと寂しそうな雰囲気でした。
アシカのプールを見て動物園を後にしました。アシカの数もなんだか少なくなっているような印象でした。
通天閣の傍まで行ってみましたが、入場待ちの長い行列が出来ていました。
こてこてデザインのなんば・新世界巡回無料バスに遭遇。運がよければ串カツ無料券がもらえるようなので一度利用してみようと思います。
帰宅後に、天王寺動物園で配布されている“天王寺動物園情報誌Together(トゥゲザー)”VOL.29を読んでいたところ残念な記事を発見しました。
7月にアミメキリンのハルミ(27歳)、11月にケニア(22歳)が相次いで亡くなったとのこと。どちらも人間で言えばおばあちゃん、おじいちゃんの年齢だったとの事で致し方ない事ですが、動物園に行くと必ず出会えただけに寂しさが残りました。
在りし日のキリンのケニアの写真を幾つか。
暫くキリンさんに会うことは出来ませんが、シマウマやエランド、カンムリヅルの子供達や新しくやってきたツキノワグマやライオン達など新メンバーも登場していますので、春になったらまた行ってみたいと思います。
大阪府下ではみさき公園にキリンさんがいますので、暫くの間、キリンさんとはそちらで会おうと思います。
2009年02月13日
映画<旭山動物園物語>を観て来ました(MOVIX八尾)
先週の木曜日(2/5)の夜、アリオ八尾4階にあるシネコン<MOVIX八尾>へ映画を観に行ってきました。
角川映画配給の<旭山動物園物語>という映画です。
アリオ八尾で行なわれていた試写会に応募した所見事当選し、家族で出掛けることになりました。
子供が生まれてすぐにアリオ八尾がオープンした為、一度もMOVIX八尾に足を踏み入れる事が出来なかった私共夫婦でしたが、
今回は小さな子供も可ということでしたので、家族3人で観に出かけました。
4階までエスカレーターで上ったのですが、まずは思ったよりも大きなロビースペースにビックリ。
シネコンはナビオ阪急の8階が改装されてすぐに行ったきりだったので雰囲気の違いに少し戸惑いました。
入退場口は1箇所だけ。テーマパークのライド型アトラクションに乗るときと同じ雰囲気です。
入ってすぐに見た掲示板にビックリ。小さそうなスペースにもかかわらず12ものシアターがあるとのこと。
「どれだけ狭いのだろう?」という印象のままに一番右端にある12番シアターに入りました。
内部は思った以上に広く座席数も多く感じられました。大体250席位はあるのではないでしょうか?
座席は狭すぎず広すぎずと言った印象。画面も十分な大きさがありました。
平日の木曜日でしたので、試写会とは言え、どうやら7割程度のお客様だったようです。若干空席も目立ちました。
いよいよ映画の開始です。
お話はタイトルどおり、有名な旭山動物園のお話です。
来場者不足で閉園にまで追い込まれそうになった旭山動物園が現在の姿になるまでを映画仕立てにした作品です。
テレビドラマでも放映されましたが、今回の作品はまた違った見せ方になっています。
動物園で働くスタッフにもスポットがあてられながら話は進んでいきますが、今回の場合、映画の主人公は最終的には西田敏行さん演じる園長さんでした。
西田さんらしい個性が良く表現された映画になっていました。
動物園のスタッフの一人として、長門裕之が出演しているのですが、西田さんとの丁々発止のやり取りシーンでは、テレビドラマ<池中玄太80キロ>のキャップと玄太とのやり取りシーンがオーバーラップし、懐かしく感じました。
俳優人もなかなか個性的で皆さんそれぞれの味を出しておられました。
派手なアクション等は一切ありませんが、人々の思い、そして動物園で暮らすたくさんの動物達が画面一杯に登場するなど、2時間弱の間、飽きることなく十分楽しめる映画だと思いました。
うちのチビ助(2歳7ヶ月)でさえ愚図りながらも最後まで観ておりました。(動物の出るシーンでは大喜びでした)
大人でも家族連れでもお金を出して映画館に行くだけの価値はある作品だと思います。
ここまで書くとあまりに褒めすぎですのでちょっと不満を述べさせて頂きますと、映画の所々でサブタイトル“ペンギンが空をとぶ”を意識してでしょうか?CG合成でペンギンを空や果ては宇宙まで飛ばすカットがあるのですが、アレは全く必要ないと思います。
また、ラストシーンでは、定年退職して去る園長を動物園の動物達も悲しみの鳴き声を上げて送り出す場面があるのですが、たくさんの種類の動物の鳴き顔をアップで見せるのは良いのですが、悲しんで鳴いているのとは全く違う“威嚇の吠え声”も平気で混ぜ込んでいるのは如何なものだろうと思いました。
子供でも鳴き声と吠え声の違いは分かるようで、吠え声の時にはやはりちょっと怖がり気味でした。
上映からちょうど1週間、人気も上々なようです。
春休み映画の前ですが、暖かな劇場で北国の動物園の寒さ、動物のかわいらしさ、諦めず努力する人々の素晴しさを是非感じてみて下さ
2008年12月05日
ライオンさん、大接近です!!(天王寺動物園にて)
11月後半の日曜日の午後、子供を連れて天王寺動物園へ行きました。
動物園で弟家族と合流、皆で動物園を散策しました。
子供のペースに合わせての見学なのでそれほど多くは回れません。
気づくともう4時を回っていました。
どうにか肉食動物エリアまで到着していたので、ライオンだけを見て帰ることに。
ライオンのコーナーまで来ると、少し薄暗くなったライオンエリアでは3頭のライオンが寝そべっていました。
ガラス張りの見学スペースなので、小さな子供達をガラスのすぐ前に並ばせて見せてあげることに。
すると3頭のうち、1頭の雌ライオンがゆっくりと、見ている私たちのほうへ近づいてきました。
そしてガラス前ギリギリを左右に行ったり来たりの大サービス(?)。ライオンとほぼ視線の高さが同じ子供達はもう大喜び。
暫く歩いた後、自分の低位置であろう大きな岩の上に戻ってゆっくりと寝そべりました。
その模様をアップしましたのでご覧下さい。
サファリパークでもなかなか体験出来ない、今回のライオンとの“大接近”、子供達にとっては大変印象深く良い経験になったかと思います。
自分達が子供の頃には無かったこの施設、大人にとってはちょっと羨ましくもありました。
その後、我が家のユーキボンはゾウやキリンやコアラやシロクマやトラのことは話すのですが・・・肝心のライオンの話は全く出ずで・・・、一体どういうこと?
2008年09月06日
海遊館所有の船が停泊していました。(かいゆう 2号)
先週の日曜日の午後、サントリーミュージアム天保山へ行く為に海遊館の横を通りました。
ミュージアムに続く橋から海遊館の裏を見てみると、なにやら大きな船が泊まっておりました。
そこで、サントリーミュージアムに設置されている展望エリアに出てもう少し傍から見てみることに。
すると・・・泊まっていたのは海遊館の所有しているお魚運搬用の船でした。
船体には海遊館のロゴマークが描かれ、“かいゆう2”という船名も読み取る事が出来ました。
前回、ジンベイザメが水槽に搬入された時には船は泊まっていなかったのですが、今回は船が泊まっています。
『何か搬入されるのかな?』と周りを見渡しましたが、作業を行なう、もしくは行なっていた形跡は全く見られませんでした。
あとで海遊館のHPを見てみたところ、9/2から“ビゼンクラゲ”という大きなくらげを2週間限定で展示しますというお知らせが出ていました。
もしかするとこの大きな海月を運ぶ為に海遊館の船が使われたのかもしれませんね。
出来れば限定展示の大きなビゼンクラゲ、見に行ってみたいものです。
追記 サントリーミュージアム天保山の前にある埠頭には船名からアフリカからと思われる赤い大きな船も停泊していました。
追記;9/8夕方に届いた海遊館からのメルマガによりますと、現在展示されているビゼンクラゲは有明海から約9時間掛けて陸路で運ばれたそうでした。
かいゆう2号、何を運んで来たのでしょうかねえ?
2008年06月21日
お魚の搬入作業に遭遇しました(海遊館での出来事)
先週の日曜日の夕方の事です。
サントリーミュージアム天保山のベランダに出てみた所、裏側に大きなクレーン車が止まっています。
傍の通路には大勢の人だかりが。
クレーン車の横には大きなトレーラーが止まり、その後ろには<海遊館>と書かれた大きなケース(水槽?)が載せられていました。
ケースの周りには海遊館のスタッフの方が付き、盛んに作業をなさっています。
ケースの中にはダイバーさんの姿、そしてなにやら黒いものがチラチラ見え隠れしています。
よくみるとそれは尖った三角形のヒレらしいものです。
どうやら、イルカかサメのようです。
これを海遊館の中に搬入するようなのですが、どうやら、入れ方は水槽の一番上からになる様子。
海遊館裏側の上部には大きなクレーン施設が取り付けられているのですが、ここまで持ち上げてから中へ引き込み、水槽へ移すのでしょう。
クレーン側でもスタッフらしき人が下の様子を見ています。
海遊館1階の作業場らしき場所でもなにやら準備をしている姿が見受けられました。
そうこうしているうちにケースの4隅にワイヤーが取り付けられ、その後、クレーン車によりゆっくりと持ち上げられ始めました。
少し上げた時点でケースの向きを90度変え、一休み。その後再び少しずつ持ち上げられ始めました。
かなりの時間が掛かりそうだったので、残念ながらここまで見たところで帰宅の途に。
後日、海遊館のサイトを見たところ『ジンベイザメ』が17時38分に無事太平洋水槽に搬入出来たとのコメントがありました。
私たちが見ていたのは17時前だったので一瞬『えっ』と思いましたが、見えていたヒレはどうみてもジンベイザメのものではなかったので、きっと見ていたケースの一つ前で搬入されたのでしょう。
ジンベイ君が寂しくならないように一緒に運ばれてきたお魚だったのかもしれません。
ともかく珍しいものが見られましたし、何より海遊館に久しぶりにジンベイザメ2匹が揃ったことはめでたい事です。
今度は家族で海遊館に行ってみようと思います。
2006年12月01日
アシカが点灯するクリスマスイルミネーション(海遊館のイベント)
12月に入り街中あちこちでクリスマスの飾りやイルミネーションが見られるようになって来ました。
そんな中、大阪の海遊館では壁面に取り付けられたクリスマスツリー型のイルミネーションが点灯を開始しています。
このツリーの点灯自体は結構歴史があるのですが、今年からはちょっと変わった点灯セレモニーが行われるようになりました。
ここ海遊館で生まれたカリフォルニアアシカの“リン”ちゃんが点灯スイッチを押すのです。
たまたま夕方の5時前に海遊館の傍を通りかかったところ、点灯スイッチの付いたボックスが置かれた柵の周辺は小さな子供を連れた家族連れでもうびっしり。
点灯式開催のアナウンスが無ければ何のイベントか分からないほどでした。
そして、“リンちゃん”の登場です。
それと同時に、今まで何にも無かったイルミネーションが写真の通り一斉に光りだしました。
夕暮れが進むとともに綺麗なクリスマスツリーがはっきりと浮かび上がってきていました。
この<点灯式>、この日だけのイベントかと思ったのですが、海遊館のホームページによると12月25日までの毎週土日と祝日、16時45分頃から開催されているようです。
さらに、12月16日からはこれまた恒例となった<ペンギンパレード>が開催されます。(前回の模様はこの記事で)
寒い季節ですが、ホッと心温まるような光景ですので、良ければ足を運んでみてくださいね。
2006年06月28日
宝塚ファミリーランドの面影探しへ(宝塚ガーデンフィールズ&グッズ)
宝塚ファミリーランドが完全閉園してからもうかなりの年月が経ってしまいました。
ファミリーランドだった場所は、住宅展示場、べビザラス、そして宝塚ガーデンフィールズの3エリアに大きく分割されています。
先日、宝塚歌劇を観に行った際、久しぶりに宝塚ガーデンフィールズを覘いてみる事にしました。
実は、これらのエリア内には、一部ではありますが、宝塚ファミリーランドの頃からあったものが現在も残っていたのです。
今日はそれらをご紹介したいと思います。
宝塚大劇場のちょうど斜め前あたりには劇場の屋根と同じ色の瓦が葺かれた横に長い建物が建っています。
屋根の上は通路になっており、その先は大劇場に連絡しています。
1階部分には休憩施設や、オール電化のショールームが入っています。
この建物は宝塚ファミリーランド時代からあったもので、当時はファミリーランドのキャラクターグッズのお店が入っていたかと思います。
周りは住宅展示場ですので、道に沿って綺麗なお家がたくさん並んでいます。
突き当りにはちょっと無機質な建物が。
これは宝塚ガーデンフィールズ開園時にオープンしたイタリア料理店<イゾラベッラ オペレッタ ア タカラヅカ>です。いつ覘いても満員状態です。
<メリーゴーランド>です。これは宝塚ファミリーランドの頃からあったものの代表ですね。
私達が行った日も、カントリーテイストのするちょっとノスタルジックな曲と共に動いておりました。
メリーゴーランドの背後にはべビザラスの大きな建物が見えています。
その向い側にあるのが、大きな階段です。これも宝塚ファミリーランドの頃からあったものをそのまま使っています。
この階段を越えた向こう側のエリアが宝塚ガーデンフィールズになります。
階段を越えるとすぐ右側に古い建物が建っています。
この建物は宝塚ファミリーランドの頃から建っていましたが、いつも閉まっており中には入れませんでした。
この建物は昔の宝塚歌劇団の音楽学校で、音楽学校の新校舎完成後は宝塚歌劇団の資料館として使用されていましたが、新たな資料展示施設<サロン ド タカラヅカ>が宝塚大劇場内に作られて以降は閉鎖となっていたようです。
現在は、有名な中華料理店<龍坊>がテナントとして入り営業しています。
さらに進んでいくと、左手にドッグラン施設<ドッグ・ラン・ド>を備えた大きなペットショップ<フォビー>の建物が建てられています。
この日も多くのお客様がワンちゃん同伴で遊びに来ていました。
こちらの施設ではレンタルワンコもいるらしく、施設内のお散歩コース内を散歩させてもらえるそうです。
この付近の植え込みや小川は宝塚ファミリーランドの頃のものをほぼそのまま残しています。
南側にはチラッとですが、手塚治虫記念館の屋根が見えています。
さらに進むと英国風庭園<シーズンズ>と花卉園芸用品販売施設<グリーン・デコ>に行き着きます。
こちらにはイギリスで開催された第一回万国博覧会の際のメイン展示場、“水晶宮”を模したような温室が設えられ、庭園に植えられているのと同じ花々も販売されています。
静かな佇まいをしていますが、逆にこの辺りには宝塚ファミリーランドの頃の面影は全くありません。
宝塚ガーデンフィールズは全体に静かな雰囲気の場所ですので、ゆっくりしたい方には最適な場所かもしれません。
ですが、宝塚ファミリーランドの雰囲気を知る者としては、逆にこの静けさに一抹の寂しさを感じてしまいました。
宝塚ガーデンフィールズを訪れる少し前に、梅田の地下街にあるお店でこんなものを見つけました。
前から見ると良く分からないのですが、上から見ると<宝塚ファミリーランド>の文字が。
箱の後ろ側にも大きく<宝塚ファミリーランド>と書かれています。
さらに側面には、宝塚ファミリーランドで飼育されていた『ホワイトタイガー』の絵まで描かれています。
このチョロQも今となっては“在りし日の宝塚ファミリーランド”を知る上での貴重な資料となりつつあります。
おもちゃではありますが、大事にしたいと思います。
2006年01月13日
小ネタで恐縮です。“ペンギンパレード”続報
今日は、以前ご紹介しました大阪港の『海遊館』が行なっている“ペンギンパレード”の続報です。
前回は柵の中で待機しているペンギンたちを紹介しましたが、今回は彼らの歩く姿を写真に撮って来ましたのでご覧下さい。
柵の位置は海遊館入場口下と海遊館本館前の2箇所で、入場口下側に待機しているペンギンたちが海遊館スタッフさんの誘導の下、誘導用のカーペットの上をヨチヨチ歩いていきます。
距離は約100m程度かと思われます。
はじめはきちんと一列で歩いていたのですが、途中は割合横に広がった感じで行進し、最後にはもう一度一列に揃って柵の中へ入ってゆきました。
体格が大きいからかもしれませんが、この“王様ペンギン”達の行進は思った以上に早く、傍まで来たかと思うともう通り過ぎていました。
大喜びで、皆真剣なまなざしで見ていた小さな子供達にはちょっと物足りなかったかもしれませんね。
ペンギンパレードの詳しいスケジュールにつきましては前回書きました2005年12/12の記事をご覧下さい。
この後、お隣のサントリーミュージアムの最上階にあるスカイラウンジに寄りました。
窓から見える夕方の大阪湾の景色はこんな感じです。夜はもっと綺麗に見えるのかもしれませんね。
ギャラリーやアイマックスシアターだけでなく夜景を見ながらの食事にサントリーミュージアムを利用されてみるのもいい方法かも知れませんね。
追記:ミュージアムショップでは2005年10/5の記事で紹介しました建築家、安藤忠雄さんの直筆サイン入り本があと数冊残っておりました。
興味のある方は是非どうぞ。
2005年12月12日
パレード始まりました
先週の土曜日、12/10から大阪天保山海遊館横で、恒例の『ペンギンパレード』が始まりました。
当日、お隣のサントリーミュージアムで開催中の『ミュシャ展』の記念講演会が
<海遊館ホール>で行われるという事で、それを見に行ったついでに発見しました。
ですが、パレードの開始時間が講演会と重なっていた為、ペンギン達の行進を見ることは出来ませんでした。
今までにも何回か『ペンギンパレード』は開催されており、実際に見たこともあります。
飼育係さんの誘導に従い、皆が一列になってヨチヨチ歩く姿はやはりかわいらしいものです。
今回のパレードの開催予定は次の通りです。
<海遊館からのメルマガのお知らせより>
毎年恒例となったペンギンパレードを今年も実施します。今年は勝ち
抜き式のクイズもあって、最後まで残った正解者3名の方は、特別に間
近でペンギンと記念撮影ができます。
また、期間中の毎日(海遊館休館日を除く)はペンギンの屋外展示も
行います。
「ペンギンパレード」
期間 12月10日(土)〜 2月19日(日)の土・日・祝日
※12月23日(金・祝)〜 1月9日(月・祝)は毎日実施
時間 11:30〜、13:30〜、15:30〜(各回それぞれ約20分間)
1月14日(土)以降は、13:30〜、15:30〜の2回のみ実施
場所 海遊館イベント広場
料金 無料(海遊館の入館料は不要です)
「ペンギン屋外展示」
期間 12月10日(土)〜 2月19日(日)までの毎日
※1月10日(火)〜12日(木)、2月15日(水)・16日(木)
は、海遊館の休館日のため実施しません。
時間 10:00 〜 16:00
場所 海遊館イベント広場
料金 無料(海遊館の入館料は不要です)
パレード開始まではこんな感じで皆さんのお越しを待っています。
この柵をスタートし、大きなクリスマスツリーの下に作られた柵までの行進となります。
まだまだ始まったばかりですので、出来ればご家族連れで見に行かれては如何でしょうか?
(でも、くれぐれもペンギンのくちばしには気をつけて下さいね。近づきすぎるとつつくかもしれませんので。)
『ミュシャ展』と記念講演会の内容は近々UPします。
2005年08月23日
カピバラさんのこと(宝塚ファミリーランドの動物達は今 その2)
お盆休み前のブログで宝塚ファミリーランドに居た動物達の引越し先について書きました。
その際に載せた引越し先リストに載っていなかった動物がいました。
それが<カピバラ>です。
この生き物、柴犬くらいの大きさでのっそりしており、色も黒っぽくて間違っても動物園で目立つタイプではありません。
ですが、すごく気に入ってしまったのです。
そこで下記の文面で親会社であった阪急電鉄の広報室さんに問い合わせて見ました。
『宝塚ファミリーランド閉園からもうかなり経ってしまったこの時期に、このような質問を致し誠に申し訳ありません。
閉園前のニュースで、何種類かの動物については行き先を知る事が出来たのですが、その他の動物については報道が無かった為ずっと気になっておりました。
2001年に結婚して以来、(近年ではほぼ毎回)、妻に連れられ宝塚歌劇を見に行って居ります。
ですので、大劇場の前に立つ度、そして、改装されたガーデンフィールズに行き、ドッグラン施設や中華料理屋さんで食事をする度に、遊園地と動物園のことを思い出します。
なかでも気になるのが、今回問い合わせました「カピバラ」です。
確かホワイトタイガーの斜め前あたりで飼育されていた動物で地味ーな感じの動物ではあったのですが。
あれは2002年(もしかすると2003年だったかもしれませんが)の宝塚歌劇バレンタインデースペシャルの時の事です。1部が終わり、2部までの待ち時間にファミリーランドの動物園に行きました。まだ真冬でとても寒い日でした。
鳥がいる屋内施設を見た後、ホワイトタイガーを見に行こうとしたとき、彼らに出会いました。
コンクリートそのままの展示場で、コンクリート製の大きなU字管状のものをひっくり返して小屋が作られていました。そのなかで、ちょっとヌボッとした顔の生き物が二匹並んでいました。たぶんつがいだったのでしょう。
寒さを防ぐ為か?ぴったり寄り添っておりました。呼びかけてみましたが、鼻先を少しヒクヒクさせるていどでじっとしていました。支えあう仲良い感じが伝わってきました。それが「カピバラ」だったのです。
二人して、「あんな風になりたいね」と話し合いました。(今は、攻撃しあうカンガルー夫婦になりつつありますが)
サイトに載せられていた移動先の表にはカピバラの名前はありませんでした。(非常に心配になりました)
消息が分かるようでしたら、ぜひ会いに行きたいと思いますので、お手数かとは思いますが、一度お調べ頂けませんでしょうか?宜しくお願い致します。』
そして次が広報室さんからのお返事でした。
『阪急電鉄広報部Mと申します。平素は阪急電鉄をご利用賜りまして誠にありがとうございます。本日は電子メールをありがとうございました。
H様から頂戴いたしましたご質問につきましてご回答申し上げます。
「カピパラ」につきましては、誠に残念ながら閉園前に元気がなくなり、順番に死んでしまったとのことです。
周りの環境の変化についていけなくなったと言うのが原因らしいです。
どうかH様には、いつまでも「カピパラ」のように夫婦仲良くお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。
今後も阪急電鉄および阪急グループをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。』
周りを気にせず自分達のペースでのんびり暮らしているように見えた彼らでしたが、閉園に向け、いなくなっていく周りの動物や、今までにはない園内の雰囲気に耐えられなかった、本当はとても繊細な生き物だったのです。
それに、相次いで死んでしまうなんて・・・本当に最後まで仲良しだったことがよく分かりました。
この事を妻に話すのはとても辛かったのですが、その夜、やっぱり話しました。妻も良く分かってくれたようです。(その後、夫婦喧嘩しなくなったわけではありませんが)
ファミリーランドと、彼らのことはこれからも忘れる事は無いと思います。
また、9月には宝塚大劇場に行くと思います。その時には妻と一緒に彼らのいた場所付近(今の住宅展示場付近かと思うのですが・・・)で手を合わせてあげたいと思います。
カピバラさんについては明日もう少し書きます。(明日のは明るい話です)