大阪/博物館 美術館
2013年05月14日
超・大河原邦男展に行ってきました(兵庫県立美術館)
ゴールデンウィーク後半の5月3日の夕方、兵庫県立美術館で開催中の“超・大河原邦男”展レジェンド・オブ・メカデザインを観に行ってきました。
今回はJRを利用したので最寄り駅であるJR神戸線の灘駅(各駅停車のみ停車)で下車して海の方向へ向かいます。
神戸らしく、駅前から海まで下り坂が続きます。
周辺には様々な美術館やパンダが居る王子動物園があり、大通りに沿ってパンダの写真が印刷された垂れ幕が幾つも掲げられていました。
徒歩約10分で兵庫県立美術館に到着。
駅から少し歩いた辺りで美術館の建物が見え始めたのですが、水平なはずの美術館の屋上に何やら三角形の物体がくっついていました。
近くまで行くとそれは、三角帽子を被った大きなカエルの空気人形でした。
今回の展覧会の大河原邦男さんがデザインしたものかとも思ったのですが、その記載は見つけられませんでした。
会場前ではトヨタが市販車のオーリスをカスタマイズして作成した“シャア専用オーリス”が展示され、希望者は運転席に座らせてもらえました。(5/4までの期間限定展示だったようです)
美術館内に進んでいきます。
建築家 安藤忠雄さんデザインの美術館だけあって、コンクリート打ちっぱなしと直線・曲線の組み合わせに安藤忠雄さんらしさが満載です。
入り口を入って右に進むと左手にチケット売り場、その前には実体化されたガンダムの右手を組み合わせた大きな看板、その右側には会場へと続く長い階段がありました。
階段を上がっていくと入場口手前の壁面に巨大なグフの線描画が描かれていました。殆どのお父さんと子供達がここで写真を撮ってから先に進んでいるようでした。
入場者数5万人目突破を記念して、この日は会場内に展示されている1/1スコープドッグブルーティッシュカスタム(ボトムズと言うアニメーションに登場したメカ)の写真撮影許可企画が午後4時から開催されるとのことで、ちょうど受付誘導が行われていました。
時計を見ると3時40分過ぎだったこともあり、折角の機会なので家族揃ってその列に並ぶ事にしました。
時間と共に列が長くなってきたのですが、受付開始はきちんと4時からでした。待機スペースが少し暑かったこともあり、子供達は少々お疲れモード。
服に頂いた撮影許可証シールを貼って入場です。
会場内は大きく7章のテーマセクションに分かれていました。
1章 『メカニカルデザイナー』誕生
ガッチャマン関連の資料が多く展示されていました。
いわゆる“超合金”と呼んでいたメカのおもちゃ類も展示されていました。これ以降、各章エリア内にもそれぞれ市販されていた当時のおもちゃが幾つかずつ展示されています。
2章 ロボットアニメの黄金時代
ゴワッパー5ゴーダム、ダイターン3、トライダーG7に関する資料が主でした。
これ以降、各章エリア内で、各アニメ番組のオープニングや番組内でのメカの変形シーンなどが大きな液晶モニターで繰り返し放映されています。
お父さんや、子供達が共に足を止めて当時の番組を見つめていました。
3章 兵器としてのロボット
このエリアが一番の人気だと思います。
ファーストガンダムを主に、ダグラムやボトムズといったアラサーからアラフォー世代男子が胸をときめかせたロボットものの資料が山盛りです。
劇場公開された事もあり、カッコいいメカポスターも沢山。
かつて我が家にあった(1990年頃、家族に不要物として扱われて知らぬ間に全部捨てられてしまっていたのでとても残念に感じました)ポスター類の原版?も多数展示されていました。
このエリアは男女を問わず人気の様子でした。
このエリアの最後のブースが装甲騎兵ボトムズに関するもので、ここに先ほど書いた“1/1スコープドッグブルーティッシュカスタム”が展示されていました。
かなり大きな模型で、しっかりとした鉄骨で支えられています。
許可証を貼った方々は皆さん思い思いに写真を撮っていました。
人の多さでちょっと目を離すやいなや、2歳の娘が当たり前のようにこのスコープドックの前に立ちポーズを決めていました。
これにはビックリ。すぐに呼び戻しました。周りの撮影者のみなさん、一瞬とはいえ、すみませんでした。
4章 カワイイ、メカ
タイムボカンシリーズで登場した愛嬌があって憎めない敵メカ達が多数紹介されていました。
ほっこりするいい感じのエリアです。SD(スーパーディフォルメ)キャラもここで展示されています。
5章 リアリズムの拡張
個人的にかっこよくて好きだった未来警察ウラシマンの展示がありました。
バイファムやドラグナー、レイズナーなど80年代半ば以降のアニメになるとアニメ自体の内容は知らないのですが、戦闘メカ的にはほぼ完成系に近い(無茶な変形などが無い実現可能なメカスタイル)状況まで来た事が感じられました。
6章 ロボット・ヒーローの復活
“勇者シリーズ”と呼ばれる3作品が紹介されていました。年齢層を子供向けに下げた設定で、幾つかのメカが合体し巨大ロボットになると言う往年のロボットものを復活させたアニメ達でした。
電車好きの息子は、500系新幹線らしき列車が合体メカの1つとして設定されていた“勇者特急マイトガイン”というアニメと、超合金に心を奪われてしまい、何度も合体シーンの放映モニターを見たり、7章まで見た後もう一度ここへ戻ってきたりしていました。
もう販売されていないおもちゃだけにおねだりされたらどうしようと、ドキドキするパパでした。
7章 大河原邦男のいま
最新のガンダムやアーティストや公共機関に頼まれて作ったキャラクターやタツノコ50周年を記念して作ったアニメのキャラクターデザインなどが紹介されていました。
お土産コーナーはレジかごを持つ沢山の客さんでごった返していました。
会場内限定のガンプラも販売されていましたが、あまりの混雑にヘロヘロ。並んで購入するのはちょっとつらい感じ。
息子はやはり勇者特急マイトガインに関するグッズを一生懸命に探していたようでしたが、残念ながら存在しませんでした。
会場を出て移動する事にしました。
途中の通路では、今回の展覧会を記念して、ガンダム関連のHTMLメールを送れる?ノートPCが設置され、メール送信する?お客さんが多数見かけられました。
どのようなサービスだったかは正確に把握していないので、会場にてご確認下さい。
会場内の様子は神戸新聞社さんが短くまとめた映像をYoutubeにアップされていましたのでこちらを参考としてみて下さい。
1・2階会場では兵庫県立美術館のコレクション展が開催されていました。
こちらについてはお客さんは殆ど居らず、静寂の中、ゆっくり見ることが出来ました。
1階では安藤忠雄さんに関する展示コーナーもあり個人的に楽しませてもらいました。
1階のミュージアムショップでは超・大河原邦男展に関しては図録のみ販売されていました。
¥3000と少々高額ですが、かなりの厚みがあり、カラーで資料が掲載されているとのことでしたのでそれだけの価値はあるのだと思います。
帰りに1階エントランスの外に設置されている超・大河原邦男展の4パターンの看板の前で記念写真。
息子には特に指示はしていなかったのですが、各絵柄に合わせて自分でポーズを決めて写真に納まっていました。
超・大河原邦男展、兵庫県立美術館では5/19(日)まで開催予定です。
また、今週の16日・17日にも夕方4時から1/1スコープドッグブルーティッシュカスタムの記念撮影会が開催されるようです。
平日ではありますが、折角のチャンスですのでお好きな方でお時間が許す方は参加されてみられてはいかがでしょうか?
安藤忠雄建築がお好きな方は、コレクション展だけにされて、美術館内を観て回るのも素敵だと思います。
2013年03月28日
ミュシャ展に行ってきました(JR京都駅ビル ギャラリーえき)
3月の一ヶ月間、JR京都駅ビルのジェイアール京都伊勢丹では7Fの美術館「えき」KYOTOで<知られざるミュシャ展 −故国モラヴィアと栄光のパリ−>というタイトルのアフフォンス・マリア・ミュシャの作品展が開催されています。
夫婦揃ってミュシャの作品が好きなので“チェコ、秘蔵の個人コレクション(チマル・コレクション)一挙公開!”という言葉を受け、3/16に京都へ出掛けてきました。
土曜日の日中という事で、会場内は場所によって若干の混雑具合でした。
堺市のミュシャミュージアム同様、作品に近い位置から鑑賞出来るのは有り難かったです。
何度もミュシャ展に行っていますので、ポスターや雑誌の表紙絵などが殆どのミュシャ作品については目新しいものは少なかったですが、久しぶりに見た作品も多く、良い時間を過ごす事が出来ました。
今回のミュシャ展の図録を買おうとしたのですが、残念ながら販売されていなかった(売り切れ?)ので、ミュシャ展のメインポスターとして扱われていたスラヴィア銀行のポスターとパリ万博の公式晩餐会招待状の2種類のミニポスターを購入しました。
その後は国内数箇所を巡回する予定とのこと。
ミュシャ作品やアールヌーボーがお好きであれば、お花見がてら、立ち寄られる事をお勧めします。
(ICOCA、Suica、TOICA、SUGOCAといったJRグループのカードで支払う前売り価格扱いとなるそうですよ。)
2013年02月16日
交通科学博物館へ行ってきました(2013年2月)
子供達の要望で2/11の午後に大阪環状線の弁天町駅下にある交通科学博物館へ行ってきました。
今年初めての交通科学館です。
ちょうど13時前だったので、1時間に1回開催されているジオラマでの鉄道車両走行を見に行く事に。
既にジオラマエリアには沢山の子供連れや電車好きな大きなお友達の姿が。
右端あたりでしたが、どうにか一番前のスペースが確保出来たので子供達はそこで見ることに。
結局、娘は若干背が足りなかった為、パパが抱っこして見せてあげる事になりました。
鉄道車両走行が始まると子供達の歓声や、車両名を叫ぶ声があちこちから。
途中、車両が脱線するトラブルがあったのですが、子供達にとってはこれもまた楽しかった様子。
操作している職員さんが脱線したらしい電車を置き直されたのですが、子供達にはジオラマ内を巨人が移動し、電車を直してくれているように感じられたようでした。
約15分の鉄道車輌走行を見た後は、特別展示エリアへ。
この日は特別展は開催されておらず、JTB時刻表の歴代表紙の展示が行われていました。
何だかとても埃っぽい感じがして、鼻がグシュグシュになってきたので急いで退散。今まで何度も来ていますがこの鼻ムズ経験は初めてです。
北休憩所で少し休憩。ここの時計は以前よく駅のホームに取り付けられていた鉄道用の時計と同じもの(だと聞いています)です。
この北休憩所では、あわじやさんの取り扱う駅弁が14時半頃まで販売されており、購入してお昼ご飯にされているお客さんも沢山居られました。
どの駅弁も個数に限りがあるようで、早々と売り切れになっている事もありましたので、この駅弁達をお昼ご飯に考えてお越しの場合にはちょっと気をつけて下さいね。
その後は外の車輌展示場を一回りしてから建物内に戻りました。
展示車輌のSLに連結されている食堂車は実際にレストランとして営業していて、美味しそうな匂いが漂っていました。
営業時間は15時半までと書かれていましたよ。
ユーキボンはモニターカメラを搭載した大型の鉄道模型と連動した実際の運転シミュレーターで鉄道車輌運転を楽しみました。
快速電車の運転シミュレーター、そして新幹線の運転シミュレーターなど4種類のシミュレーター操作を体験していました。
なかなかリアルで、大人が見ても楽しいシミュレーターでした。
ユーカチンはこのシミュレーター用ジオラマ中央に設けられた透明ドームから顔を出して楽しんでいました。
14時半からは交通科学博物館スタッフによるミュージアム探検ツアーに参加しました。
屋外展示されている車輌のうちボンネットタイプのディーゼルカー(キハ81形)(近畿では特急くろしおとして活躍)、80系電車、食堂車(スシ28形)、貴賓用寝台車(ロマネフ59形)の合計4種類の車輌の車内を見学させてもらいました。
その後も屋内展示場で暫く遊び、最後は入り口横にあるミュージアムショップ(という名前のおみやげ物やさん)に立ち寄り、2011年に大阪環状線50周年記念として製作された、オレンジ色塗装の103系電車のチョロQ(¥1000)をICOCCAカードで購入して帰途に着きました。
JR大阪環状線の弁天町駅からは大和路快速に乗ってJR久宝寺駅まで戻りました。
JR久宝寺駅では切符を持てない未就学児さんに手作りの子供切符のプレゼントが行われていましたので2枚頂きました。
JR久宝寺駅以外にも大和路線(関西線)の加美駅、新加美駅、八尾駅、志紀駅、柏原駅、高井田駅、河内堅上駅の合計8駅で、それぞれの駅毎に絵柄の異なるこどもきっぷをプレゼントしてくれるそうです。
張り出してあったポスターにはこどもきっぷ 第3弾 の文字がありましたので、このプレゼントも好評で長く続いているようですね。
もし上記の駅を小さな子供さんとご利用される場合には、無料配布のこの“こどもきっぷ”を貰って帰って下さいね。
(なくなり次第終了ですのでご注意下さい)
JR西日本では、大型の鉄道博物館を京都の梅小路蒸気機関車区の隣接地に建設予定で、ニュースでも報道されています。
発表された完成予想図には、交通科学館で屋外展示されている車輌達の姿がしっかりと描かれていました。
完成後はこの交通科学博物館も京都へ移転してしまう事になるでしょう。
大阪府に住むものとしては、大阪環状線の弁天町駅下という交通アクセス面でとても便利な場所であるだけに、施設移転は残念で辛いですが、あと数年、子供達が行きたいと言う限り、ここ、弁天町の交通科学博物館を訪れ続けたいと思います。
(旧万世橋駅下(だったと思います)にあった東京の交通博物館のことがふと、脳裏で重なってしまいます。)
2012年03月22日
万博記念公園の無料開放日でした(ABCラジオ スプリングフェスタ2012)
3/18の日曜日、昨年末のクリスマスイルミネーション見学以来、久しぶりに万博記念公園へ家族で遊びに行きました。
今回はABCラジオのスプリングフェスタ2012が開催されるのでその見学も兼ねてのお出掛けです。
駐車場が混雑する事が予想されましたので午前中からのお出掛けにしたのですが、日本庭園側の駐車場に到着した時には、既に駐車場はかなり埋まっていました。
さらには生憎のお天気。自宅のある大阪府中部とは異なり、北部に位置しているこの辺りは曇り空で時折ポツポツと雨が降ってきました。
傘を差しつつ、まずはスプリングフェスタ会場となっている“お祭広場”へ向かいました。
ラジオのイベントだけあって、沢山の屋台やブースが立ち並び、あちこちから食べ物の良い香りもしています。
小雨が続くので、雨宿りの意味も込めて、お祭広場から“EXPO70パビリオン”(旧鉄鋼館パビリオン)へ移動です。
子供達は途中の公園にある大きな滑り台や面白自転車で遊びたかったようですが、雨で濡れているので我慢です。
ABCラジオ祭の日は万博記念公園の無料開放日と重なっていて、万博記念公園への入場料(大人¥250)だけでなく、公園内の博物館なども“無料”となっていました。
EXPO70パビリオンで大阪万博の雰囲気を味わった後は、これまたEXPO70当時から残っている無料休憩所に移動してお弁当。
お昼ごはんを済ませて、再び、お祭広場で開催されているABCラジオスプリングフェスタ会場へ足を運びました。
京阪電車さんのブースでは、制帽を被せて貰ったり、京阪特急のミニトレインに乗せてもらったりと、我が家の子鉄達は大喜び。
牛乳をPRするブースでは出来たてのチーズを試食させてもらえましたし、和歌山県の農産品販売ブースでは立派な干し柿をお土産に購入する事が出来ました。
イベント会場の舞台ではABCラジオの「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」の三代澤アナウンサーとドキハキメンバーの方が“わらしべ長者”的な内容の、参加者リスナーさんとの物々交換大会をやっておられました。
お祭広場がかなり混雑してきたので、次に国立民族学博物館へ移動しました。
私にとっては小学校の時の遠足で来館して以来でしたが、大人になった今行っても十分に楽しめる、世界各地の風俗・習慣・生活道具などが分かる大きな展示でした。
展示物によっては実際に触れてみても良いものもあり、子供達はおっかなビックリしながら触れ合っていました。
映像や書籍も豊富で、1日居ても足りないくらいです。結局、閉館近い時間まで居てしまい、お祭広場戻った時にはABCラジオ祭も終了し、後片付けが始まっていました。
皆で食べる予定にしていた生乳ソフトクリームも販売終了。子供達はガッカリ。
公園内の売店でアイスクリームを買って我慢してもらって帰途に着きました。
ABCラジオスプリングフェスタは毎年開催されているようですので、機会があれば是非、来年の春、万博記念公園まで遊びに来て下さいね。
今回、とても楽しかったので、天気が良ければ我が家は来年も遊びに行くと思います。
2012年02月25日
久しぶりの交通科学博物館でした
2/10の午前中、今年初めての交通科学博物館に行ってきました。
息子のお目当ては大きなジオラマ。
到着時点では次回の運行デモンストレーションまでだいぶ時間があったので家族で館内をうろうろ見学です。
催し物エリアでは、交通科学博物館開館50周年を記念した“コウハク家の歴史”という展示が行われていました。
昭和30年代の家を再現し、屋内では30年代当時から昭和時代後半頃までの鉄道・交通に関する展示物が並べられていました。
交通科学博物館だけあって、鉄道関連以外にもミゼットやバイクなどの乗り物の実物展示も行われていました。
残念ながら息子はあまり興味が無いらしく、スーッと見て回っただけでした。
きっと今公開されている三丁目の夕日の映画を意識した企画なのでしょう。でも展示品の目新しさにはちょっと欠けるというのが正直な感想でした。
そのあとはジオラマでの鉄道模型の運行デモンストレーションを愉しみ、お昼ご飯を食べてから屋内外の展示車輌を見て回ったり、博物館内にある端末でクイズやぬりえを愉しんだり、実物大シミュレーターで大型鉄道模型の運転を体験したりと、充実した時間を過ごしていました。
昭和の子供の雰囲気を出したくて、大きなおにぎりを片手に開館50周年の記念ヘッドマークをつけたSL C-62と一緒に記念撮影もパシャリ。
帰りには入り口近くにある鉄道グッズ販売コーナーで、息子が保育園で被る帽子につけるワッペンを購入しました。
(両親にとっては今回、交通科学博物館した最大の訪問理由はこのワッペン購入でした)
新幹線、L特急、SLなどがある中で息子が選んだのはJR東日本の通勤電車と、ちょっとマニアックなものでした。まあ、本人が喜んでいるので、良しとしましょう。
午後からは徐々にお客様が増えてきているようでしたので14時過ぎに帰路に着きました。
また暖かくなった頃に来ようと思います。その際には久しぶりにSLに連結された食堂車でのお昼かなあ。
2010年01月29日
井上雄彦 最後のマンガ展 重版 大阪版 に行ってきました(サントリーミュージアム天保山)
1/23(土)の午後、海遊館前で行なわれているペンギンパレードを見に行ったついでに、サントリーミュージアム友の会の更新に出掛けました。
現在は<井上雄彦 最後のマンガ展 大阪版>が開催されており、非常にたくさんの方々が並んでおられました。
と言うのも、作品をしっかり鑑賞してもらう為、会場への入場制限を行い、会場内の混雑を抑えているからだそうです。
前売り券も日時・時間指定での販売となっており、ミュージアムでの当日券もそれなりの時間待っての入場となっていました。
更新の際に、友の会会員の場合にはどうなるかと確認した所、会場内の混雑度合いにもよるのですが、なるべく早い時間帯での入場としてくれるとの事でした。
(12月26日までで休館(閉館)となるため、新規での友の会会員募集は残念ながら終了しています)
今回は40分待ち程度で入場する事が出来ました。(当日券購入だともう1時間弱待つ事になるようでした)
待っている間も、市販のDVDですが、井上雄彦さんの仕事を追ったドキュメンタリー番組が上映されており、彼の描く細かな作業に感心させられながら待ちましたので、時間的にはあまり苦になりませんでした)
エレベーターが開くともうそこからが作品の世界です。
井上雄彦さんの描く<バガボンド>(宮本武蔵の生涯を描く、現在も執筆中の作品)の最終回を思わせるストーリーが目の前に展開、と言うよりも、作品の画面中に自分も入り込んでいるような感覚を持ちながら読み進めていくと言った展示形態がとられており、目の前には井上雄彦さんの描く実物大やそれ以上に大きな墨絵風の絵が広がっています。
通常サイズの漫画のカット割りも展示されているのですが、描き込みの細かさに感嘆しました。
通路も目立たない様な配置となっている箇所があり、会場内の照明の暗さも相まってちょっと迷子になりかける事もありました。
作品を読んでいない私でも十分に楽しめる内容でしたので、作者である井上さんやバガボンドのファンだけでなく、漫画の中に入り込むような感覚を体験してみたい方や、大きな墨絵や細かな描き込みを見てみたい方も是非、サントリーミュージアムでの展示に足を運んでみて下さい。
見る、見ないはチケット売り場横に飾られている、非常に大きな絵をご覧になってからでも遅くないかと思います。
但し、最初に書きましたように、日付だけでなく時間帯指定での前売りとなっていますので、当日の場合には暫く待つだけの余裕を持ってお越し下さいね。
私も出来ればもう1度行って見たいと思います。
2008年09月08日
美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方 展を見に行ってきました(サントリーミュージアム天保山)
8月最後の日曜日の夕方、大阪港にあるサントリーミュージアム天保山へ<美術館に行こう! ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方>を家族で見に行ってきました。
テーマキャラクターがミッフィーちゃん(うさこちゃん)なので子供でも大丈夫だろうということで2歳になるチビ助のユーキボンを連れての美術館です。
(と言いつつ、本当はいつも連れて行っておりまして・・・・面白くないらしく、すぐぐずるのでゼーンゼンゆっくり見る事が出来ておりません。)
サントリーミュージアムでは、チケット売り場横から早速、ミッフィーやその仲間達のパネルや垂れ幕が出迎えてくれます。
エレベーターに乗って5Fフロアへ到着。
会場内はそこそこの混み具合。テーマがミッフィーちゃんですので、いつもの展覧会に比べると見に来ている子供達の数は格段に多くなっています。
ディズニー展やスヌーピー展と変わらない位の子供の割合です。
ディックブルーナさんの描くミッフィー(うさこちゃん)シリーズのうち、1997年に出版された、ミッフィーが家族と一緒に美術館を訪れる『うさこちゃん びじゅつかんへいく』という物語この絵本の内容に沿って、サントリーミュージアム と高梁市の成羽町美術館の所蔵品を中心としたモダン・アートが展示されていました。
会場では<見てみよう>、<考えてみよう>、<作ってみよう>という大きな3つのテーマ分けがされていました。
5Fでは<見てみよう>のテーマに沿って日本の画家と外国の画家の描いたモダンアートが展示されていましたが、それほど有名な作品ではなかったものが多く、大人も子供もちょっと足を止める時間が短いように感じられました。
その展示が終わるとすぐ、海が一望出来る5階展望ギャラリーになります。
ここでは、ミッフィーの絵本が揃えられ、その横にはミッフィーや仲間をかたどった子供用の椅子が準備されており、子供達は自由に絵本を読む事が出来ます。
絵本コーナーの隣にはブルーナカラーに彩られた大きなクッション製の積み木が並べられており、子供達は自由に動かして秘密基地のようなものを作っていました。
展望ギャラリー出口横にはキャラクターのパネルか飾られ、ここでだけは自由に記念写真を撮る事が許されていました。
ユーキボンはクッションで喜んで遊んでいたので写真が撮れなかったのはちょっと残念でした。(と言う事で、クッションの写真はサントリーミュージアムのサイトの写真をお借りしました。)
パネルの横ではNHKで放映していたミッフィーのビデオが流されていました。
4Fフロアに降りると、そこはもうブルーナさんの絵本の世界。ミッフィーを始めとするキャラクター達の絵が沢山飾られていました。
その他にはブルーナさんの別の顔として、彼が小説の表紙として描いたグラフィックデザイン類が沢山展示されていました。
そして出口のすぐ脇には大きなスペースが確保され、子供達向けに<作ってみよう>のコーナーが設けられていました。
子供達は受付のお姉さんから色がついていないミッフィーや仲間達を印刷した用紙を貰い、テーブルに準備された色鉛筆や色紙を自由に使って色を塗ったり色紙を貼り付けたりして、自分達色の作品を作り上げられるようになっていました。
ユーキボンも挑戦。クレヨン?(色鉛筆?)を使ってブタのキャラクターのポリーさんと娘のブタさん(日本名 うたこさん と ふがこちゃん)に色付けをしていました。
このミッフィーちゃんの展覧会、今度の連休の9/15まで開催されていますので、お子さん連れでのお出掛け先候補としてお薦めします。(雨でも楽しめますから)
2008年07月10日
ガレとジャポニスム展に行ってきました(サントリーミュージアム天保山)
ちょっと前ですが、サントリーミュージアム天保山で開催中の<ガレとジャポニスム展>を家族で見に行ってきました。
日曜日の夕方でしたので館内は少々混み合っておりましたが、行列を作って待つほどではありませんでした。
タイトルにも<ガレとジャポニスム>とあるように、今回はフランスの工芸家 エミールガレと、彼が影響を受けた日本の工芸品やそこに描かれたデザインを対比させる形での展示がなされていました。
ガレのガラス工芸品を楽しみにして見に来られた方には少々物足りない内容かもしれません。(2001年春にあった展示会ではかなりの作品数があっただけに、私共もちょっとガッカリでした。)
しかし、タイトルのとおり、様々な日本の工芸品とガレ作品との対比展示という方法はなかなか面白いものがあります。
また、今回は子供さん向けにクイズ形式で学べる配布資料も用意されており、家族それぞれに楽しむ事が出来る工夫もなされています。
サントリーミュージアムのサイトに掲載されている作品写真をお借りして掲載致します。
モチーフとしてトンボを扱った作品が多い展示となっていました。
7/13までの開催期間ですので、この週末、避暑がてら静かな美術館で時間を過ごされるのも素敵かと思います。
追記;サントリーミュージアム天保山の正面玄関を入ってすぐの所にアルフォンス マリア ミュシャ の作品を忠実に形にした陶器製の大きなフィギュリン(オブジェ)が展示されています。
写真にすると平面的になってしまいますが、実際にはもっと素敵な作品ですし、どなたでも自由に見られますので是非ご覧になってみて下さい。
2006年10月15日
タイトル通りには・・・(公園の彫刻)
2006年09月01日
夏の終わりに癒されました。(星野道夫写真展 IN 大丸ミュージアム梅田)
ちょっと前の事ですが、大阪梅田の駅ビル、アクティー大阪内にある大丸百貨店梅田店へ立ち寄りました。
ここの15階には大丸ミュージアム・梅田があり、ちょうど写真展が開かれていたので覘いて見ることに。
写真展のタイトルは<星のような物語 星野道夫展>、1996年、シベリア(だったと思います)での写真撮影中に亡くなられた写真家、星野道夫さんの回顧的な写真展でした。
星野さんは野生動物の写真を多く撮られていらっしゃいましたので、何かの折に目にされている方は多いかと思います。
私もその一人です。その動物写真に魅せられて以前、文庫本サイズの写真集を1冊買った事がありました。
ミュージアム入り口に掲げられていたこのシロクマの写真パネルに心を奪われてしまったのです。
会場内は暗くヒンヤリしています。その中で輝きを放つ写真たちの数々。
星野さんが愛し撮り続けて来た、北の大自然やそこに暮らす動植物、そして極北の人々・・・が力強く、そして優しく、私達に“物言わぬ言葉”で語りかけて来ます。
ヒグマ(グリズリー)、シロフクロウ、ヤギ、ガン、ヘラジカ、ハクトウワシ、ゴマフアザラシ・・・これら写真達に挟まれるようにして会場の角々に設置されたモニターにはアラスカの四季が映し出されていました。
中でも、アラスカの夏・秋のビデオ映像はまるで東山魁夷画伯の描かれた絵のようでした。
・・・さらにオットセイ、セイウチ、ザトウクジラ、イヌイットの人々と写真は続いていきます。
そして<星のような物語>と題された約18分間のハイビジョン映像。きめ細かで美しいその映像にすっかり魅入ってしまいました。
今回展示されていた動物達の写真の中で一番気に入ったのが<ホッキョクグマ>を撮った写真達です。
野生動物というよりも何だか人間臭い姿を見せるシロクマたちの写真には自然と笑いがこみ上げて来てしまいました。
何だかうちの家族に似ているような気がして思わず絵葉書を買ってしまいました。
会場内には北欧を代表する女性歌手エンヤさんの曲が流され、暗く涼しい会場内の雰囲気と相まって非常に穏やかな気持ちになりました。
夏の疲れや日常のストレスからホッと解放させてくれる<癒し>の写真展でした。
この<星のような物語 星野道夫展>は巡回展なのですが、残念ながら関西での開催はここだけで、次は12月27日から大丸札幌店7階ホールでの開催となります。
大きな書店に行けば星野道夫さんの写真集は置かれているかと思いますので、足を運ばれる事がありましたら是非手に取ってみて下さい。