2012年12月02日
四天王寺の亀さんには出会えませんでした(四天王寺と庚申堂 2012年初冬)
ひんやりしてやや曇り勝ちのお天気となった午後の大阪。
2時間近くの時間があったので、娘、ゆーかちんの「亀が見たい」という希望を聞いて、四天王寺界隈をお散歩する事になりました。
まずは日本最古の“庚申堂”さんの境内へ。所々にお猿さんの姿を刻んだ石碑や、“見ざる・言わざる・聞かざる”の3体の木彫を祭ったお堂などがありました。
本堂は、参拝されておられる方がいらっしゃるようだったので入らずに、裏側へ。
昭和初期に作られた七福神の石造を見つけ、七福神の説明をしてから、北側にある四天王寺さんへ移動しました。
四天王寺の境内では、手作りアクセサリーやインテリアグッズ、天然素材で作られたバッグ、こだわりのお肉を使ったコロッケ屋さんやカフェ、コーヒー専門店の屋台が並んでいました。
ちょっとおしゃれな感じの屋台のお店ばかりです。ですが、保育園児達にその雰囲気は十分に伝わるよしもなく、お店をしっかりのぞくことも出来ないままに、亀の池まで進んでいきました。
11月18日の午後に訪れた時には休憩用の木の斜面や池の中に数十匹の亀たちの姿が見られたのですが・・・
今日は数日来の寒さが影響してか?亀さんの姿を見つけることは出来ませんでした。
南側に聳える<あべのハルカス>、四天王寺境内からだと五重塔と同じ位の高さに見えます。
11月18日にはハルカスの北側棟屋上にされていたクレーンが姿を消していました。
その後は境内をゆっくり散策です。
日光東照宮の“眠り猫”は有名ですが、四天王寺境内にも“眠り猫”がいる門がありました。
その傍には菩薩様の石造。
息子のユーキボンがお鈴をチーンチーンと鳴らすと、ゆーかちんは菩薩様に手を合わせて拝んでおりました。
この菩薩様、台座部分が象さんになっています。この“象に座っておられる菩薩様”に手をあわせるゆーかちんのお尻付近にも象さんのアップリケ?が。
なんだか不思議な光景です。ゆーかちんの守り神様になって下さる菩薩様なのかもしれませんね。
その後は四天王寺の南側に移動。南側には仁王門があり、仁王様が我々を睨みつけておられます。
ユーキボンには仁王様の事を少しだけ説明してあげました。
ゆーかちんは「怖い!」と言っていましたが、少し離れた場所でカメラを向けると、しっかりポーズを決めてくれていました。
南門から出て、左手に五色どら焼きで有名な茜丸のビルを見ながら庚申堂さんのほうへ戻りました。
境内では亀の池付近を中心に数箇所で工事が行われていました。いずれも今月後半には工事が終了する予定だそうです。
20日と21日の年内最後の市と年末年始は沢山の参拝の方々でごった返す四天王寺さん。
ここ数年は毎年お正月に四天王寺さんを訪れているのですが、不思議な事に冬にもかかわらず池には数匹の亀の姿が見られています。
今日は残念ながら亀さんの姿は見られませんでしたが、次回はきっと見られる事を期待して、お正月に四天王寺さんへ行ってみようと思います。