2009年02月13日
映画<旭山動物園物語>を観て来ました(MOVIX八尾)
先週の木曜日(2/5)の夜、アリオ八尾4階にあるシネコン<MOVIX八尾>へ映画を観に行ってきました。
角川映画配給の<旭山動物園物語>という映画です。
アリオ八尾で行なわれていた試写会に応募した所見事当選し、家族で出掛けることになりました。
子供が生まれてすぐにアリオ八尾がオープンした為、一度もMOVIX八尾に足を踏み入れる事が出来なかった私共夫婦でしたが、
今回は小さな子供も可ということでしたので、家族3人で観に出かけました。
4階までエスカレーターで上ったのですが、まずは思ったよりも大きなロビースペースにビックリ。
シネコンはナビオ阪急の8階が改装されてすぐに行ったきりだったので雰囲気の違いに少し戸惑いました。
入退場口は1箇所だけ。テーマパークのライド型アトラクションに乗るときと同じ雰囲気です。
入ってすぐに見た掲示板にビックリ。小さそうなスペースにもかかわらず12ものシアターがあるとのこと。
「どれだけ狭いのだろう?」という印象のままに一番右端にある12番シアターに入りました。
内部は思った以上に広く座席数も多く感じられました。大体250席位はあるのではないでしょうか?
座席は狭すぎず広すぎずと言った印象。画面も十分な大きさがありました。
平日の木曜日でしたので、試写会とは言え、どうやら7割程度のお客様だったようです。若干空席も目立ちました。
いよいよ映画の開始です。
お話はタイトルどおり、有名な旭山動物園のお話です。
来場者不足で閉園にまで追い込まれそうになった旭山動物園が現在の姿になるまでを映画仕立てにした作品です。
テレビドラマでも放映されましたが、今回の作品はまた違った見せ方になっています。
動物園で働くスタッフにもスポットがあてられながら話は進んでいきますが、今回の場合、映画の主人公は最終的には西田敏行さん演じる園長さんでした。
西田さんらしい個性が良く表現された映画になっていました。
動物園のスタッフの一人として、長門裕之が出演しているのですが、西田さんとの丁々発止のやり取りシーンでは、テレビドラマ<池中玄太80キロ>のキャップと玄太とのやり取りシーンがオーバーラップし、懐かしく感じました。
俳優人もなかなか個性的で皆さんそれぞれの味を出しておられました。
派手なアクション等は一切ありませんが、人々の思い、そして動物園で暮らすたくさんの動物達が画面一杯に登場するなど、2時間弱の間、飽きることなく十分楽しめる映画だと思いました。
うちのチビ助(2歳7ヶ月)でさえ愚図りながらも最後まで観ておりました。(動物の出るシーンでは大喜びでした)
大人でも家族連れでもお金を出して映画館に行くだけの価値はある作品だと思います。
ここまで書くとあまりに褒めすぎですのでちょっと不満を述べさせて頂きますと、映画の所々でサブタイトル“ペンギンが空をとぶ”を意識してでしょうか?CG合成でペンギンを空や果ては宇宙まで飛ばすカットがあるのですが、アレは全く必要ないと思います。
また、ラストシーンでは、定年退職して去る園長を動物園の動物達も悲しみの鳴き声を上げて送り出す場面があるのですが、たくさんの種類の動物の鳴き顔をアップで見せるのは良いのですが、悲しんで鳴いているのとは全く違う“威嚇の吠え声”も平気で混ぜ込んでいるのは如何なものだろうと思いました。
子供でも鳴き声と吠え声の違いは分かるようで、吠え声の時にはやはりちょっと怖がり気味でした。
上映からちょうど1週間、人気も上々なようです。
春休み映画の前ですが、暖かな劇場で北国の動物園の寒さ、動物のかわいらしさ、諦めず努力する人々の素晴しさを是非感じてみて下さ