2008年01月09日
さようならNTTドコモ、こんにちはウィルコム(PHSサービスの終了)
PHS事業が日本で始まってから既に10数年経ちました。
サービスが始まった当初は携帯電話もまだまだ今のように便利ではなかったので、私はPHSの方を選びました。
最初はアステルのPHS(運営会社が何度も変わり、現在ではソフトバンク系?)でしたが、通話エリアがなかなか延びず、2年程でNTT系列のパルディオに乗り換えました。
その後はずっとNTTのPHSを利用してきました。途中、パルディオがNTTドコモに吸収される形になりましたがそのまま利用し続けてきました。
実際、使用方法はどこかに出掛けた時の連絡用としてでしたし、都市部であればある程度の受信感度がありましたので私としてはそれほど不便は感じませんでした。
(正直、周りのものからは圏外である事が多く連絡が取れないとの不満がいっぱいだったようですが)
ただ、NTTは携帯電話にのみ力を注いでいた為、PHS電話機本体の機能は殆ど向上する事がありませんでした。
最終的にNTTとしてはPHSはあくまでノートパソコンのデータ通信向けとしてしか見ていなかったように感じます。
そして2008年1月7日をもってNTTはPHSサービスを終了してしまいました。
終了に当たって携帯電話への移行も考えたのですが、PHSの番号は携帯電話に移行出来ない点がネックでした。
長年PHSを使用しているため、昔の知り合いからひょっこりPHSに電話が掛かってくる事もあり、簡単に携帯電話に乗り換える決心がつかなかったのです。
そうこうしているうちに、サービス終了のタイムリミットが近づいてきました。
それと同時にNTTから次のようなお知らせが来たのです。
『ウィルコムのPHSへ移行するのであれば、現在使用している番号をそのまま引き継ぐ事が出来ます』
送られてきた資料を見たところ、NTTのPHSと比較すると限りなく携帯電話に近いサービスが受けられるらしいと言う事で、通話エリアの不安はあったもののウィルコムへの移行で検討に入りました。
さらに地元の駅前にウィルコム直営のショップがオープンした事を知り、サポート面での不便さがなくなった事も相まってウィルコムへの移行を決定しました。
12月中旬にはウィルコムから京セラ製のWX320Kという機種が送られてきました。
ですが、サービス切り替え日が2008年1月8日以降と言う事で、使用することは出来ませんでした。
(初期設定時に通信する必要があり、結果的に1/8以降でないと何も出来なかったのです。)
そして迎えた2008年1月8日。深夜の時点でNTTドコモのPHS(シャープ製)は『ただ今使用できません』の表示になりました。
いよいよウィルコムへの引継ぎです。(ウィルコムのPHSは午前中には初期設定の通信が使用可能になっていました。)
長年使い続けたNTTのPHSのあっけない最後にちょっと物悲しくなりました。
また振り返ってみると、アステルの時代から端末はずーっとシャープ製だったことを思い出し端末の製造メーカーが変わる事にも寂しさを感じました。
ですが、もうそんな事は行っていられません。
初期設定をし、電話を掛けられる状態にはしましたが、電話番号やメールアドレスなどの情報は全て手入力し直さなければならないという現実が待っています。
製造メーカーが違う為、端末の操作性も全く異なり、思うように使いこなせません。
今しばらくご迷惑をお掛けする事が多いかと思いますが、私のPHSの番号をご存知の皆さんは長い目で見てやって下さいますようお願い致します。
(工場や自宅に電話をいただくのが確実かと思います)
自己都合では無い今回のサービス会社変更、NTTの顧客サポートの無さ(冷たさ)を実感した事件でした。
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この記事へのコメント
電話より、メールのほうが連絡しやすいのでね。
よろしく!!