夜の大雨の跡(恩地川の護岸)についてのお話です。ぜひご覧下さい


2007年08月23日

夜の大雨の跡(恩地川の護岸)

昨夜は9時前から空を雲が覆い、ピカピカゴロゴロと稲光・雷鳴がしていました。
そして9時20分頃から大粒の雨が降り始め、その後数時間に渡り、強弱をつけながら雨が降りました。

幸いにもワンコの散歩は大粒の雨が降り出す少し前に(無理やり)終わらせたので事なきを得ましたが久しぶりの強い雨でした。

昨夜の雨の影響が残っている生駒山

 

 

 


そして今朝、昨夜の名残か、どんよりした曇り空の中、工場に行く途中にある恩地(おんじ)川を覗いた所、川の水量がものすごく増えていました。
恩地川護岸の半分くらいの高さにまで茶色く濁った水が上昇していました。
この傍には治水の為の遊水施設(普段は運動場や池として利用されています)が作られているのですが、そこへの放水があるのではと思わせるほどの水量と勢いでした。
この時点で雨が止んでから既に数時間が経過しています。
にもかかわらずこれだけの水量と言う事は、よほど降ったのか? それとも舗装された場所が多くて雨が殆ど地面に染込まなかったのか?という事が考えられます。

前者であれば仕方ないのですが、後者のほうであれば、ある意味“人災”的な洪水と言う事になります。
数年前に護岸工事を施し改装された<恩地川>ですが、「地面に雨が染込みにくい都市環境」という根本を解決しなければ、遊水地を作ってもいつか溢れてしまう事故が起こると思います。
残念ながら日本も都市開発ではなく都市環境の改善にこそ力を注ぐべき状況になってきていると思います。

そして今日の夕方5時半頃の様子です。
水位の戻った恩地川

 

 



川の深さはいつもくらいにまで回復しています。
しかし、川の周りの草は全て川下方向へなぎ倒されてしまい、護岸には増水した高さにしっかりと“跡”が残っています。
増水の跡が残る恩地川護岸

 

 



やはり護岸の半分くらいの高さにまで増水していたようですね。
川の中や周りには流されてきたゴミが多数見うけられました。
中には大きな洗濯機もありました。

川に残されたゴミ=家の外に捨てられているゴミです。
自分達のゴミをきちんと自分達の家で始末していればこんなゴミが出てくることは殆どないはずです。

こんなゴミだらけの川ですが、ここでは野鳥、魚、亀などたくさんの生き物が一生懸命に暮らしています。

自然はそこで暮らす皆のものです。動物にも人間にも平等でなければならないはずですね。

そんな自然を汚してしまっている我々人間一人一人がもう一度自分達の暮らし方を考え直さねばなりませんね。
命を、そして自分達の暮らす地域を大切にしていきましょうよ。



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