地蔵盆の季節になりました。(八尾市福万寺町界隈 2007)についてのお話です。ぜひご覧下さい


2007年08月24日

地蔵盆の季節になりました。(八尾市福万寺町界隈 2007)

夏休みも終わりに近くなる8/23-24にかけて、近畿地方、特に京都そして大阪地域を中心として<地蔵盆>という催しが行なわれます。

近所に祭られているお地蔵様のお社を提灯で飾りお供え物をし、近所の子供たちがお参りをした後お供え物を頂いて帰ると言う行事です。

昨夕の八尾市内のお地蔵様の様子です。
地蔵盆の飾りつけをしたお社地蔵盆飾りのお社2

 

 

 

お社の前にはお供え物をするための台が組み立てられ、綺麗に飾りつけられています。
台の上には既にお供え物としてお菓子(うまい棒?)や缶ジュースのケースが並べられ始めていました。
地蔵盆のお社写真1お社の中とお地蔵様

 

 



そして今朝はどのお地蔵様の前でも、さらにお供え物の数が増えていました。

京都では、<地蔵盆>にはお地蔵様にお化粧をしてもらうと言う慣わしがあるらしく、顔を白く塗られたり、頬を赤く塗られたカラフルなお地蔵様が町の角々で見かけられるそうです。
その光景を写真では見た事がありますが、実際にはまだ見た事がありません。
この時期、京都を訪れる方がいらっしゃいましたら一度お地蔵さんの様子を見てみては如何でしょうか?

ただ、お地蔵様がお祀りされているのは、大抵が古くから町だった所です。

ここ20−30年の間に開発された新興住宅地の場合には、町の中にお地蔵様がお祀りされていることは極めて稀だと思います。

古くからある町の場合には、子供達が成人し家を出た後のお年寄り世代の比率が高い事が多く、本来の“子供の為”の行事である地蔵盆の開催は遊びに来る“孫頼み”という傾向が強まってきています。

一方、新興住宅地では、お地蔵様がいらっしゃらないので、<地蔵盆>の存在を知らずに大人になる人が殆どです。

このままでは<地蔵盆>は自然消滅してしまうのではないでしょうか?

人同士の関係が希薄になったといわれる現代、地域間の繋がりを強める為にも、古くからの町とその周りの新興住宅地の大人達が一緒になって地域の伝統行事である<地蔵盆>を開催・継承していって欲しいものです。

追記;<地蔵盆>と同じ8/23-24には、毎年、近鉄八尾駅傍にある<常光寺>において<河内音頭>が盛大に行なわれます。
また、毎年どちらかの日の夜9時半前後には八尾市出身の河内家菊水丸さんが櫓に登り、河内音頭を熱唱されます。

2007年度は本日、8/24の夜9時45分頃から櫓に立たれるとのことですので、時間のある方は本場の河内音頭を体験しにいらして下さい。



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