2007年02月08日
生駒山で山火事発生!!
2/7の午前11時頃でした。
あちこちで消防車のサイレンが鳴り響き、その音がどんどん小さくなっていくので不審に思い外の景色に目をやりました。
するとどうでしょう、ちょうど目の前の生駒山から白い煙が尾根伝いに上っているのが見えます。
畑を焼くにしては場所も悪いですし、規模も大きすぎます。どうやら“山火事”のようです。
消防車は現場へ駆けつけようとするのですが、火元に近づくには登山用の整備された道路を使うしかないらしく、かなりの遠回りを強いられていました。
写真右端に登山用道路の登り口があります。
拡大してみると、
写真右側の白い建物群(大阪経済法科大学)、の上に道路が見えるかと思います。この道路を使って山並みをひた走り、やっと現場近くに到着するのです。
炎上場所は写真の左端ですから、かなりの時間がかかるものと思われます。
お昼を過ぎても煙の勢いは変わりません。大きくなっていませんが、小さくもなっていないようです。
一進一退を繰り返しつつ、時間だけが過ぎていきます。
山肌で点滅している赤色灯の群れから判断すると火元は道路から離れた少し下の斜面のようです。
車で傍に近づけないため、人海戦術をとるしかなく、作業が進まないのでしょうか?
最初は2機が旋回していたのですが、徐々に数が増え、午後3時前後からは最大で6機が旋回を繰り返していました。
見ていると、そのうちの1機もしくは2機が何か細長いものを吊り下げて火災現場近くまで行き何かをして飛び去ると言う行為を繰り返していました。
これがその写真です。
火災現場付近での作業が終わるとすぐさま山向こう(奈良県側)へ消えて行き、しばらくするとまた戻って来て火災現場近くへ行き・・・の繰り返しでした。
この作業が行われ始めると、煙の勢いも弱まり・・・、午後3時20分過ぎ、白い煙は見られなくなり、ようやく鎮火したようでした。
それと共に旋回していたヘリコプターもどんどん減っていき、最後は1機だけになっていました。
霞んでいて生駒山がはっきり見えません。2月上旬なのにまるで春霞のようです。
大阪はここ数日良いお天気が続いていましたので、空気もかなり乾燥していると思われます。
今朝の天気予報によると明日、明後日と雨模様になるとの予報でした。
いつもならガッカリなのですが、山火事の後だけに今回ばかりは何やら<恵みの雨>のような気持ちになりました。
『一雨ごとの暖かさ』にはだいぶ早いとは思いますが、あちこちの庭先で梅が満開な様子を見るとちょっと気持ちが暖かくなりますし、大阪にいる限りは“暖冬さまさま”です。