2005年12月16日
久々に『タカラヅカ』らしい作品でした。
12月上旬にタカラヅカ歌劇を観に行きました。
今回の出し物は『落陽のパレルモ』という劇でした。
イタリアのシチリア島での貴族の令嬢と平民出身の士官との許されぬ恋愛というストーリーです。
ストーリー自体は、はじめからおおよそ結果が予想出来る(4年も観に行っていると・・・)もので、少々無理なストーリー展開の部分もありましたが、この作品の持つ全体の雰囲気は『これぞタカラヅカ』と言いたくなるような宝塚歌劇らしい、美しくまとめ上げられたものとなっていました。
また、二部のレビューはアジア各国、特に、日、中、韓の音楽と衣装を中心として構成されており、曲、踊りとも素晴しく、非常に良く出来た作品でした。
前回、前々回の劇はそれぞれ、今ひとつ、今ふたつの出来栄えでした(出演者は一生懸命の演技で全く非は無かったのですが、脚本自体が良くないと感じました)が、レビューのほうは共に良かったと思います。
前々回の作品については、当然のようにタカラヅカ作品を褒める<浜村淳>さんをして「レビューのほうはよかったです」と言わせたくらいですから、よほど良くなかったのだと思います。
「それもあって」という事ではありませんが、『落陽のパレルモ』お薦めします。
(宝塚大劇場では終了し、次回の東京へと移動中です。)
次回はいよいよ『ベルサイユのばら』です。ビデオやBS放送の映像では見たことのある作品ですが、前回とは異なる出演者で、且つ劇場での生の舞台を見ることになりますので、どんな印象になりますやら、ちょっと楽しみです。
(ポスターはいずれも宝塚歌劇のHPから引用致しました)