2005年08月10日
お盆休みに思い出のアスリート達の姿を(オリンピック記録映画)
現在、フィンランドの首都ヘルシンキにて、世界陸上ヘルシンキ大会が開催されていますね。
放送時間が遅い為、殆どライブでは見ていないのですが、やはり気になります。
日本時間8/10の19時時点で日本は銅メダル1個を獲得しています。
(男子400mハードル決勝、為末大は雨の中シーズンベストの48秒10で銅メダルを獲得!おめでとうございます!)
メダル獲得ランキング1位はアメリカで金4個、銀2個、只今のところ、日本は19位です。
そういえば昨年の夏はギリシャのアテネでオリンピックが開催され、多くの人が遅くまで、もしくは早朝からテレビに釘付けになっていました。
「あのときの日本選手のシーンをもう一度見てみたいな」、そう思われる方もいらっしゃるかと思います。
そこで今日は、オリンピックの記録映画を取り上げてみたいと思います。
オリンピックの記録映画として世界的に最も有名なのは1936年の第11回ベルリン・オリンピックの記録映画『オリンピア』でしょう。
ヒトラーの命令により女性監督レニ・リーフェンシュタールさんが撮った作品で、『民族の祭典』と『美の祭典』の2部構成となっています。
プロパガンダ映画として作らされた作品ではありますが、それ以上にドキュメンタリーの名作として高く評価され、監督である女史の名を世界に知らしめた一作となりました。
当時最高の撮影技術を駆使したカメラワークは記録映画を芸術にまで押し上げ、その結果、両編併せてヴェネツィア映画祭作品賞ムッソリーニ杯を受賞しています。
現在行われている<聖火リレー>はこの大会から始まったとのことです。
発売元:アイ・ヴィー・シー 販売元:ハピネット ■映像特典:淀川長治解説映像
民族の祭典 (トールケース)
『民族の祭典』110分 モノクロ 日本語字幕 4:3 英語:DD(モノラル)
美の祭典 (トールケース)
『美の祭典』 89分 モノクロ 日本語字幕 4:3 英語:DD(モノラル) ともに¥3675(税込み)
続いて日本の映画です。
まずは東京オリンピック。
東京オリンピック
1964年10月10日〜24日まで開催された東京オリンピックを記録したドキュメンタリー映画です。あの市川崑監督が総監督を務めた作品です。
103台のカメラ、世界初の1600ミリ超望遠レンズなど当時最高の技術を駆使して、総スタッフ556人(うちカメラマンだけで164人)を動員して作られました。
単なる記録にとどまらず、体操のチャスラフスカ、マラソンのアベベなど、競技ではなく選手にスポットを当てて人間性を探求した初の五輪映画といわれています。
1965年カンヌ映画祭国際批評家賞など各賞を受賞し、海外でも高く評価された作品です。
この作品は昨年BSで見た事があるのですが、長編だった為、飛ばし飛ばし見てしまいました。やはり映画全体に日本的な雰囲気を感じる作品でした。
「本作は大ヒットを記録した劇場オリジナル版と、5.1chドルビーデジタル音声として新たにリミックスしたディレクターズカット版を収録した豪華2枚組である。」とのことです。
発売・販売元: 東宝
カラー 日本語:DD(5.1chサラウンド)ほか 画面サイズ: 16:9/4:3(LB)
■収録作品
「東京オリンピック 市川崑ディレクターズカット版(40周年記念・2004年)」(148分)「東京オリンピック 劇場公開オリジナル版(1965年)」(170分+映像特典)
オリジナル版以外にディレクターズカット版も一緒に入っているらしいお得な?DVDのようです。¥6300(税込み)
そして初代の日の丸飛行隊で有名な札幌オリンピック。
札幌オリンピック
1972年(昭和47年)2月3日より、11日間に渡って開催された「第11回冬季オリンピック(札幌五輪)」の公式記録映画で、雪の降り積む札幌オリンピックの様子を、「少年時代」を撮った篠田正浩監督が撮影されました。
スキージャンプ70メートル級決勝での、笠谷幸生が金メダル・金野昭次が銀メダル・青地清二が銅メダルと、日本人が初めて表彰台を独占した「日の丸飛行隊」の勇姿が見られます。
当時カルピスのCMにも出演して話題となった女子フィギュアのアメリカ代表ジャネット・リン(名前は聞いたことがあるのですが記憶が・・・)が活躍したのがこの大会でした。
発売・販売元: 東宝
カラー 字幕: 日本語字幕 日本語:DD(モノラル) 画面サイズ: 16:9/4:3(LB) 166分 ¥4725(税込み)
映画評論のサイトでは良く書かれていませんでした。
最後にかなり飛んでしまうのですが、昨年のアテネオリンピックです。
長野オリンピックを探してみたのですが、製作されていないようで見つかりませんでした。
販売されているものには2種類ありました。
『アテネオリンピック・ハイライト』(ケースにはOlympic Games Offical Review と書いてあります)
『アテネオリンピック−日本代表選手 活躍の軌跡』 です。
どちらも発売・販売元は 日活 です。
以下は各商品の謳い文句です。
『アテネオリンピック・ハイライト』
オリンピックの聖地・アテネで108年振りに行われた第28回オリンピック競技大会アテネ2004!史上最多となる202ケ国・地域から約18 000人が参加して行われたこの大会。世界最高峰のアスリート達の熱き戦いと、感動のドラマをハイライトで収録した"唯一"の国際オリンピック委員会オフィシャルDVD!アテネオリンピックの感動をDVDで永久保存していただけます!
(この作品は、UK・TWI社制作によるものです)
※日本のみ特別収録:「女性アスリート達の美しき戦い!」
アテネオリンピックで賞賛された女性アスリート達の活躍をハイライトで20分にわたり収録!
カラーDD(ステレオ) 画面サイズ: 4:3 92分 発売・販売元: 日活 ¥3150(税込み)
アテネオリンピック 日本代表選手 活躍の軌跡
『アテネオリンピック−日本代表選手 活躍の軌跡』
日本選手団の誕生からアテネでの活躍、解団までを凝縮させた、アテネ五輪の永久保存版DVD。
16個の金メダルをはじめ、日本代表選手が史上最多のメダルを獲得したアテネ・オリンピック。国際オリンピック委員会オフィシャルDVDシリーズの本作は、3枚組DVDと特製データブックをセットにした永久保存版になっている。オリンピック関連作品としては、初めて「日本選手団結式、解団式」のハイライトも収録。
アテネ・オリンピック日本選手団誕生からアテネでの活躍、そして解団までの全てを堪能することができる。
また、各競技はハイライト収録ながら、決勝戦や名勝負はノーカットで収録。各ディスクは、競技別に選択して楽しむことができる。全56Pに渡るデータブックでは、アテネ・オリンピックに出場した日本代表選手の公式記録を完全収録。また、日本選手団の全役員、全選手のデータも収録されている。
■収録内容
Disc-1
(1)柔道
(2)レスリング
(3)ソフトボール
(4)野球
(5)ホッケー女子/バスケットボール女子/テコンドー/ボクシング
(6)日本選手団結式/壮行会/8月13日アテネ・オリンピック開会式
Disc-2
(1)水泳・競泳
(2)水泳・シンクロナイズド
(3)体操
(4)セーリング・ヨット
(5)新体操/トランポリン/卓球/射撃
Disc-3
(1)陸上競技
(2)アーチェリー
(3)自転車競技
(4)男子チーム・スプリント/テニス/サッカー男子・女子/バレーボール女子/ビーチバレー女子/トライアスロン/バトミントン/ウェイトリフティング/馬術/カヌー/ボート/フェンシング
(5)日本選手解団式
カラーDD(ステレオ) 画面サイズ: 4:3 540分 発売・販売元: 日活 ¥18900(税込み)
サッカー、野球といった個別のスポーツ限定であれば、シドニーオリンピックの記録映像が販売されているようです。
オリンピックから離れた番外編になりますが、大阪万博の記録映画も存在しています。
昨年、大阪市立博物館で開かれていた「万博の美術展」(正式名称を忘れましたので確認後UPし直します)を見に行った際、別の展示室で大阪万博の関連グッズと共に、記録映像が流されていました。
少し見ただけだったのですが、私にとっては非常に印象的で、「またどこかできちんと見られないものか?」と思っておりました。
それが今年、愛知万博開催に合わせ5月に記録映画がDVDとして発売されたのです。
公式長編記録映画 日本万国博
『公式長編記録映画 日本万国博』¥5985(税込み)
日本語:DD(モノラル) 画面サイズ: 16:9/4:3(LB)173分 発売・販売元: ジェネオン エンタテインメント
私自身6月中旬に購入したのですが、何分3時間弱の大作の為、未だ見ておりません。
ただ、見た人の意見としては、良かったというコメントが多い作品です。
基本的にはどれも長編作品となりますので、あえて、お盆休みで時間が取れるであろうこの時期に取り上げてみました。
私を含め、良ければ皆さん、飲み物、食べ物を用意の上でチャレンジしてみて下さい。