2005年08月05日
「イチゴミルク味」と言う冒険心にエール(お魚、イチゴ、そしてミルクは綺麗なハーモニーを奏でられるか?)
皆さん、子供の頃、歯磨きはお好きでしたか?
私は、好きではありませんでした。と言うより、苦手でした。
歯ブラシを口に入れてしばらく磨いていると、歯磨き粉が喉の方に来る感じがして、「オエッ」と気持ち悪くなってしまうのです。
それが嫌で幼稚園か1年生くらいまではあまり歯磨きはしなかったように記憶しています。
(だから?、甘いお菓子は殆ど食べなくても虫歯の多い子供でした。)
普通、歯磨き粉と言えばさっぱり感を出す為に、ミント味が定番でした。でも、これは大人味。子供には受け入れにくい味です。
そこで、子供用には、イチゴやミカンの味(香り?)の付いた歯磨き粉が用意されていますよね。
でも、小さな子供なら、このにおいにつられて口に入った歯磨き粉を食べてしまいますよね。食べてしまうと、やっぱりは磨き粉は歯磨き粉の味です。
気持ち悪くなって、やっぱり歯磨きが億劫になりませんでしたか?
そしてもう少し大きくなると、手にするのが、においつき消しゴム。
消しゴムだとは分かっているのですが、匂いの誘いには勝てず、齧ってしまった人も多いはず。
人は、においや味には大きく影響される生き物だと言う事が分かる一瞬です。
さて、冷凍食品などでおなじみのニッスイ(日本水産)さんから、9/1子供さん向けに画期的な魚肉ソーセージが発売になるとのこと。
その名も 『いちごみるく』フィッシュソーセージ です。(ラジオ情報ですが)
子供が好きになるソーセージを作ろうと、アンケート調査を行ったところ、子供が最も好きな果物がイチゴと言う結果が得られたのでソーセージにイチゴ果汁と牛乳を加えイチゴ風味のソーセージに仕立てたとのことです。
ですから、食感や味そのものは、通常の魚肉ソーセージとほとんど変わらないのですが、食べた後、口にイチゴの後味が残るらしいのです。
ニッスイさん側は「意外な組み合わせだが、子供は好きになる味」と意気込み、初年度の売り上げ目標は2億円に設定しているとのこと。。
1箱5本入りで希望小売価格は、通常の魚肉ソーセージと同程度の148円とのことですので・・・何箱売れば良いかは皆さんで計算してみて下さい。
アイデアの成功をお祈りしています。(同業他社さんもきっと注目しているはず!)
魚肉ソーセージの売り上げが伸びないために考え出された手段らしいのですが、出来れば大人向けのアイデアも考えて頂きたいですね。
まず、ソーセージの色がピンクだと言う点。元がピンク色の魚肉はサケやマス位ではないですか?(剥がし難い包装フィルムもちょっと・・・。)
ソーセージに合わせて無理にピンク色にせず、素材に近い色にするとか、逆に蒲鉾の例に倣って、いろんな色にする方が良いように思います。
また、地方の特産品で鯛のハムと言ったものも開発されているのですから、『お魚ハムシリーズ』なんか面白いのではないでしょうか?
そして食感(レオロジー)の観点から、お肉ではヒットした「あらびき」を魚肉にも応用するとか、豆腐とのコラボレーションを考える(裏ごしして混ぜ合わせきめの細かさ滑らかさを引き出す)、蒲鉾のように、お酒のあて(肴)になるよう工夫する等、まだまだ、たくさんの方法はあると思います。
今度は、小、中、高校生へのアイデア募集や大人へのアンケートも実施して欲しいものです。
商品写真などはニュースサイトに掲載されているかもしれませんので、興味のある方は探してみてくださいね。
それではまた次回。
トラックバックURL
この記事へのコメント
じゃ、邪道っすよ。