瓢箪山水族園 (夏祭りの思い出)についてのお話です。ぜひご覧下さい


2005年07月17日

瓢箪山水族園 (夏祭りの思い出)

東大阪市の東の端、生駒山の麓に瓢箪山という駅(近鉄奈良線)があります。
この駅の南側には日本三大稲荷の一つといういわれの(こう言った類の神社仏閣は多いのですが)瓢箪山稲荷神社があります。この神社の歴史は古く、地名の『ひょうたん』から太閤秀吉にも大切にされてきたそうです。
(神社についての詳しい事は他のサイトを参照下さい。)
駅前には駅を挟んで南北にアーケードのついた商店街があります。そのうちの北側の商店街(今はサンロード商店街という名前になっています)の北端近くに『瓢箪山水族園(館だったかもしれません)』があります。現在は名前の通り「淡水のおさかな」を中心とした商品構成のペットショップになられているようですが、私が住んでいた子供の頃(約30年前)には鳥や、小動物、昆虫などもっと多くの生き物を扱っておられたと記憶しています。
折りしも毎年7/17-18には先の稲荷神社の夏祭りが盛大に行われ、今も、神社周辺を中心としてたくさんの屋台が建ち、広場には河内音頭の櫓が作られ、老若男女が踊りを楽しんでいます。
ちょうど学校が夏休みに入るちょっと前で、授業もお昼まででしたので、授業終わりには必ず先生から、お祭りに行く際の注意事項を聞かされたものでしたし、素直な?私達は先生の言う事をきいて、きちんと日中に仲良しの友達達と少ないお小遣いを握り締め出掛けたものでした。(夜の子供同士だけでのお祭りは固く禁止されていましたので、親と行っておりました。)
これは今から28年前、私が小学3年生の時の話です。



今も昔も、子供、特に男の子は昆虫が大好きなようで、私達の時も夏はカブトムシとクワガタが大流行でした。
通常、カブトムシとクワガタムシの背中は黒褐色のものが多いのですが、中にはもう少し茶褐色のものもおり、そんなカブトムシを私達は『アカカブ』と呼んで珍重していました。(普通のカブトムシは『クロカブ』と言っておりました。)
ちょうどこの夏祭りの時期、あの『瓢箪山水族園』ではお店の前に網戸の網を利用して作っていたかと思うのですが、大きな虫ケースが置かれ、中にはたくさんのカブトムシが入っていました。底には土が敷かれ、大きなクヌギの枝が何本か入れられていたかと思います。餌はもちろんスイカです。他の生き物達も前のほうに出され、いつも多くの人だかりが出来ていました。
子供の狙いはもちろん、『アカカブ』です。大きなアカカブを持っている子はヒーローでしたから。お小遣いの多い子はすぐにカブトムシを買いました。
確かオスが¥300〜¥400、メスが¥200位だったと思います。オスメスセットだと¥500でした。
但し、ここで忘れてはいけないのが、お祭りは2日間、カブトムシは生き物だと言う点です。大きな虫ケースの中のカブトムシは、少しずつですが、争いに負けたり寿命が来てしまったりで死んで行きます。お店側も売れ残ってしまうと、困りものです。そこで始まるのが、ディスカウント。1日目はさすがに値段はそのままですが、2日目になると、朝、夕方、そしてお祭りが終わりに近づく夜で少しずつ下がってきます。お小遣いの少ない小学校低学年にはここがチャンス。みんな、お店の前を行ったり来たりしながら、自分が気に入ったカブトムシの動向を見守っています。「早く安くなりますように。」「僕のカブトムシが売れませんように。」
お話が長くなりそうですので、今日はここで筆を置きます。
さあ、私は欲しいカブトムシが買えたのでしょうか?
買えたとしたら、その後どうなったのでしょうか?
この続きは明日の予定です。
今年も本日、7/17から7/18にかけて夏祭りが開かれているはずです。
宜しければ、皆さん、開催されているかをご確認の上、瓢箪山へお越し下さい。



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