チビクロ/ミックス犬情報です。お役立て下さい!


チビクロ/ミックス犬

2013年06月04日

今年のフィラリア対策は始めていますか?(チビクロ&シロちゃん忌)

今年は例年よりも早く梅雨入りした近畿地方でしたが、先週の後半以降は曇り空で時折パラパラ雨が降る程度、今週に入ると、30度越えの青空となりました。

大陸からの高気圧が張り出している影響との事で、気温は高いですが割合カラッと乾いた空気の為に、日陰では比較的過ごしやすい感じです。

この好天を利用して、自宅や工場付近の田んぼには水が張られ、田植えが進んでいます。
早苗が綺麗に並んだ日本の初夏らしい景色になってきましたが・・・。

気温の上昇と、常時水がたたえられた環境が整うと姿を現してくるのが、“蚊”です。

既に5月後半からチラホラとその姿を見かけ、ワンコを含めた家族全員が、どこかしらを「チクリ」と刺されています。

既に、自宅では蚊取り線香、虫除けスプレー、液体蚊取り、痒み止め薬が活動を開始。
工場でも痒み止めがデスクサイドに常備されました。

人間の場合、アレルギー体質の方を除けば、概ね蚊に刺されても問題はありませんが、ワンコの場合にはそうは行きません。

蚊を媒介にしてフィラリア症に感染するリスクが非常に高くなってきます。

フィラリア症については、様々なサイトや、このジュディ犬ブログの過去記事にも記載がありますのでそれらをご覧頂ければと思います。

今回のタイトルに登場しているチビクロとシロちゃんは共に今日が命日。
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いずれも10年超の長生きをしたワンコ達でしたが、虫除け対策は行っていたものの、フィラリア予防薬を投与していなかった為にフィラリア症のキャリアとなってしまいました。
フィラリア症が亡くなる主要因ではありませんでしたが、感染が分かって以降はずっとその為の薬を投与されていました。

虫除け対策だけではワンコが蚊に刺される事を防ぎ切る事は非常に難しいです。
という事は、同時にフィラリア症の危険からワンコを守る方法としては不十分な対策と言う事になります。

現時点での確実な方法は、フィラリア症に感染させる前に、フィラリア症予防薬を必ず決められた期間投与してあげる事しかありません。

このフィラリア症予防薬は獣医師さんにフィラリア症感染が無い事を確認してもらった上で、処方してもらって初めて投与が可能となります。
既にフィラリア症に感染してしまっていた場合、何も対策を施さずに、この予防薬だけを与えてしまうと、逆にワンコの命を奪ってしまう事にもなりかねませんので、感染症に罹っているかの確認は
絶対に必要です。

動物病院に足を運ばなければいけないという大きな手間はありますが、家族の一員であるワンコの命、そして自分達の周りに暮らすワンコ達の命を守る為にはどうしても必要な事ですので、まだの方は是非、行動に移してください。
6月に入ったばかりですので、まだ間に合いますよ。

そしてフィラリア症の予防薬を貰ってこられた皆さん、私もそうですが、概ね12月まで毎月1回ずつ、忘れずにワンコに投与してあげましょうね。
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毎月、1(ワン)のつく日(1日 11日 21日 31日)は投与と、その月に投与したかを確認する日と決めておくと、投与忘れ防止になりますよ。

ワンコの飼い主の皆さん、頑張りましょう!



2008年06月04日

今日はチビクロ&シロちゃん忌です(フィラリア対策のお願い)

今日、6/4は、柳瀬製作所で長く飼われていたワンコのチビクロと、斜め向かいで飼われていたジュディ犬の兄弟犬、シロちゃんの命日です。

このブログで何度か紹介しておりますが、チビクロは2005年、シロちゃんは昨年(2007年)に亡くなりました。
在りし日のチビクロの写真在りし日のシロちゃん写真

 

 

 

チビクロは推定15-16歳、シロちゃんは満12歳を過ぎて亡くなって居りますので、人間で言えばどちらもかなりの長寿犬でした。

しかしながら両方の犬共に、フィラリアに侵されていました。
チビクロは13歳を過ぎた頃から呼吸器に障害が出だし、薬を飲み続けておりました。
シロちゃんも11歳の後半頃から走る事が苦手になってきましたし、呼吸時に喉が鳴るようになってきておりました。

周りは田んぼや畑ですのでどうしても蚊は発生します。
チビクロもシロちゃんも飼い主の知識が至らなかったばかりに、蚊に血を吸われる事で他の犬からフィラリアが感染してしまいました。
感染が分かってからは、動物病院で薬を処方してもらい、これ以上フィラリアが増えないように処置をしておりました。
シロちゃんと一緒に飼われていたワンコは3年ほど前の5月のある日、突然お腹に水がたまりだし、パンパンになって2週間足らずで死んでしまいました。
とても元気な犬だったのですが、突発的に発症し急速に弱って死んでしまったのです。
フィラリアによる“フィラリア症”だったそうです。
フィラリアはこのようにワンコ達にとっては非常に恐ろしい病気なのです。

ジュディの写真

 

 

 


ジュディもフィラリアに侵されています。
仔犬の頃から夏場には蚊取り線香を絶やすことなく飼われて来ていた様なのですが、蚊取り線香を焚いていてもやっぱり蚊には咬まれてしまいます。
結局どこかのワンコが持っていたフィラリアを蚊を通じて感染されてしまっていました。
その事が分かってからは、チビクロやシロちゃんと同様、初夏の頃から12月頃まで毎月1回必ずフィラリア用の薬を飲んでいます。
レディの写真

 

 

 

一緒に暮らすレディ子はフィラリアに罹っていませんので、初夏の頃から12月頃まで毎月1回フィラリアの予防薬を飲んで暮らしています。

ジュディもいよいよ13歳を過ぎ、ゴールデンウィーク頃から散歩の時などに呼吸器の調子がおかしくなり、ゼーゼーヒューヒューと喉を鳴らすようになってきました。
昨年以降、何度か体調を崩し、生死をさ迷いかけています。いずれの場合も原因は不明でした。
原因が不明と言う事は、言い換えるとフィラリアに罹っている事が原因であるという可能性もあるということになります。

今年もいよいよ蚊が飛び交う季節になってきました。
フィラリアの予防処置なくして『うちの犬だけは大丈夫』ということはありえません。
1頭でも多くのワンコがフィラリアからに危険から免れるためにも、まずはご自身のワンコにフィラリアの検査と予防、フィラリアが居た場合にはこれ以上増えなくする処置をしてあげて下さい。
そして必ず毎月薬を与えて下さい。

悲しいですが今の日本では、ワンコが自分でフィラリアを予防出来ることはありえないのですから。



2006年06月09日

梅雨入りで思い出すこと (チビクロがいなくなってから)

近畿地方も昨日の6/8から梅雨入りしました。

昨年の梅雨入りは6/4(土)でした。今でもよく覚えています。
チビクロ写真1

 

 



ちょうどこの日の朝、工場で飼っていた雑種犬のチビクロが天国へ行ったのです。

チビクロを市役所の動物用焼却場(火葬場とは言えない施設でしたので)に残し、工場に戻ってくる途中の最後の信号機近くで、それまでポツポツだった雨が本降りになりました。あれからもう、丸1年以上が過ぎました。

推定年齢は15-16歳だったので、中型犬としては結構長生きをした方だと思います。

チビクロ写真2

 

 

 


このワンコは鎖やさんのワンコでありながら、繋がれる事を嫌い、長く“半野良生活”を送って居りました。
聞く所では、この地域のワンコ達のボスをやっていたらしいのです。

自由、気ままに暮らしていたチビクロでしたが、1998年の冬、突然、自分から鎖に繋がれる事を要求してきました。

そしてそれ以降、工場の番犬としての務めをしっかりと果たしてくれました。
(チビクロについてはカテゴリーから過去の記事が読めるようにしておきました。)

こんなチビクロですが、晩年の2年間程は、咳と呼吸不全で薬を飲み続けておりました。原因は心臓と呼吸器の不調によるものですが、その引き金になったのが、若い頃に感染した《フィラリア》でした。

《フィラリア》は、蚊を媒介にしてワンコ達に広がる寄生虫です。
ワンコの年齢にもよりますが、一度感染すると、完全治癒が難しい病気なのです。

そして、蚊を通してどんどん他のワンコ達に移っていくのです。

自分のワンコが《フィラリア》に掛かってし合うと、その血を吸った蚊によって、他のワンコにも《フィラリア》を移す可能性が生じます。というか、必ず移してしまいます。

それを防ぐ方法はただ1つ、病院できちんと《フィラリア》感染のチェックを受け、適切な薬を“必ず”決められた通りに与え続ける事です。

ただ、このお薬は《フィラリア》の幼虫(ミクロフィラリアといいます)を駆除する為のもので、成虫になった《フィラリア》を退治するものではありません。
投与1回の効果は1ヶ月間のみ。薬の効果が切れると、すぐに感染の恐れが発生しますので、与える日をきちんと決め、毎月、必ず与えるようにしなければなりません。
また、お薬の即効性は不明ですので、今日予防の薬を飲ませても、明日蚊に刺されたら《フィラリア》に感染してしまうということも十分あるのです。
この点からも、早めに与え出すと共に、薬の効果が切れる前に必ず与え続けなければなりません。


投与期間は5月頃から、12月頃までです。蚊が居なくなっても、与え続けるのはミクロフィラリアが成長するまでのタイムラグがあるからなのです。

フィラリアは成虫になる頃心臓にたどり着き、そこを我家に決めて子供を産み始めます。
そのため、薬で成虫を殺してしまうと血管が詰まってしまい、ワンコを死なせてしまう事にもなりかねません。
成虫対策としては手術による除去がなされるようですが、これにはワンコの体力も大きく関わってきますので、年を取ったワンコには無理です。
ミクロフィラリア対策をしつつ、成虫が自然に死ぬ事を祈るだけです。

大事なワンコにこの様な苦労をさせるか否かは飼い主の行動次第なのです。
蚊取り線香だけでは完璧に《フィラリア》を防ぐ事は出来ません。
(蚊取り線香を焚いても絶対に蚊に食われるでしょう)
すでに、周りにはたくさんの蚊が飛び交っています。許された時間はもうありません。
「室内飼いだから大丈夫」、「蚊の来ない高層階だから大丈夫」等とは考えないで下さい。『絶対大丈夫』はあり得ない事なのですよ。まだのかたはすぐにでも行動して下さい。

朝のジュディ田中さんのワンコ

 

 

 


うちのジュディ、田中さんの所のワンコ達も、蚊取り線香や紫外線殺虫器を過信し油断した為、予防薬の投与間隔が空いてしまい、結局《フィラリア》に掛かっています。

皆、心臓を食べられきっとしんどい事でしょう。
ワンコ達には本当に申し訳ないことです。

レディ写真レディには仔犬の頃から薬を与え続け、蚊取り線香なども使用していますので、今は大丈夫ですがちょっと手を抜くとすぐにジュディのようになる可能性はいつもあるのです。
この事を心しておかねばなりません。

 

チビクロの小屋あれからもう1年が経ちましたが、今もチビクロの居た小屋はそのままにしてあります。
『チビクロの存在』、そして、『《フィラリア》の恐ろしさ』を忘れないために。



2005年08月06日

犬を守ってあげられるのはあなただけなのです。(チビクロのこと・ワンコのおもいで2)

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今日は、チビクロのお話の続きです。
とても辛い内容かとは思いますが、ワンコを飼っておられる方には長くてもぜひ最後まで読んで頂き、そして考えて頂きたいと思い書きます。

チビクロとは毎日、朝晩2度のお散歩に行きました。(隣の田んぼの稲刈り後は、お昼休みに放して散歩して貰ってもいましたが)
彼にとっては、「お散歩先に在りき」で、お天気は関係ありませんでした。
雨が降っても雪が降っても必ずお散歩に行くのです。(雷は除きますが。)
工場の周りには田畑が多く残っているので、彼とのお散歩で、日々、季節の移ろいや生き物との出会いを肌で感じることが出来ました。

そんなチビクロに変化が訪れたのは2002年の初頭の頃でした。
咳が出始め、それがゆっくりとではありましたが、だんだんひどくなってきたのです。
暖かな春になっても咳は収まりませんでした。
そして、ある日、ひどい咳と共に、発作的に倒れてしまったのです。しばらく落ち着かせると、どうにか立ち上がれるようになりその後は、普通に散歩に行けたのですが。
そこで、近くの動物病院まで、歩いて行く事になりました。
車を使えば5分も掛からないくらいの距離なのですが、チビクロは車に乗るのが大嫌いだったので仕方なく、汗ばむ陽気の中を1時間以上かけてのんびり歩いて行きました。
初めての動物病院で、他の犬猫も居り、喧嘩は大丈夫かと心配をしましたが、どうにかそこまでにはなりませんでした。
診察室に入り、嫌がるチビクロを診察台の上に載せました。
症状を伝えると、まずは採血です。しっかり捕まえているとチビクロも諦めておとなしく採血を受けました。
その後、判定キットと顕微鏡でのチェックです。
判定の結果は疑陽性。チビクロはフィラリアに罹っていました。
呼吸に雑音があるのと、心音も若干怪しいようでした。

フィラリアは蚊を媒介として犬が感染する病気で、フィラリア原虫と言う生き物が、犬の体に住み着くのです。
そして増殖しながら体の中を蝕んでいき、最後には死に至らしめてしまう、犬にとっては恐ろしい病気です。
チビクロはこの病気に罹っていたのです。いつからかは不明ですが、この近所の犬も罹っていたので、長かったのかもしれません。
薬を使えば原虫を殺す事は可能です。しかし原虫が大きくなっていた場合、死んだ原虫が血管を塞いでしまうと犬自身も死んでしまいます。
獣医さん曰く、何匹フィラリアが体内にいるか不明な事とチビクロの年齢とを考えるとフィラリアはこのままにしたほうが良いとのことで、気管を拡張する薬と、血管を拡張する薬を出してくれました。

ちょうどこの年の春、義妹が大学を卒業し獣医としてデビューしました。そこで,彼女に相談したところ、フィラリアがこれ以上増えないようにする薬があるのでそれを飲ませ続けるようにと教えてくれました。
それからの約2年半、チビクロは月に1回のフィラリア薬と毎日の気管支と血管拡張剤の3種類の薬を飲み続けました。
(咳がひどいときには、ステロイド剤や利尿剤も併用しました。)

咳と時々倒れるという症状は変わらないままでしたが、今年の春までは元気でした。
ところがどうした事でしょうか?

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2005年08月02日

チビクロのこと(ワンコのおもいで)

ちびくろ2私のブログ、名前は<ジュディ犬気分屋ブログ>ですが、サイトのURLはhttp〜/chibikuro2005/
です。
Chibikuro=チビクロ。そう、別のワンコの名前から採りました。
今日はこのチビクロのお話です。
と言っても思い出話になりますが・・・・。
大阪が入梅した今年の6/4(土)の朝、8時20分にチビクロは天国へ迎えられました。享年、15−16歳でした。

チビクロは工場で飼っていた番犬ワンコです。
彼が工場にやって来たのは一説には1990年、それより前だと言うものもいますし、後だと言うものもいますが。正確な事はわかりません。
その頃、パートに来ていたSさんというおばさんが飼って貰えないかと連れて来たとのことです。
熊のぬいぐるみのようなモシャモシャした黒い毛で、胸には白い月の輪がありました。
それで付いた名前が「クロ」でした。
この時、工場には「シロ(別名 ジャンボ)」と言う白い大きな犬が番犬として居りました。(シロのお話はまた別の機会に書きますね。)
子犬だった、チビクロはこのシロを慕っていつも一緒について廻っていたそうです。この姿から、いつの頃からか「チビクロ」とも呼ばれるようになりました。

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