チビクロ/ミックス犬
2006年06月09日
梅雨入りで思い出すこと (チビクロがいなくなってから)
近畿地方も昨日の6/8から梅雨入りしました。
昨年の梅雨入りは6/4(土)でした。今でもよく覚えています。
ちょうどこの日の朝、工場で飼っていた雑種犬のチビクロが天国へ行ったのです。
チビクロを市役所の動物用焼却場(火葬場とは言えない施設でしたので)に残し、工場に戻ってくる途中の最後の信号機近くで、それまでポツポツだった雨が本降りになりました。あれからもう、丸1年以上が過ぎました。
推定年齢は15-16歳だったので、中型犬としては結構長生きをした方だと思います。
このワンコは鎖やさんのワンコでありながら、繋がれる事を嫌い、長く“半野良生活”を送って居りました。
聞く所では、この地域のワンコ達のボスをやっていたらしいのです。
自由、気ままに暮らしていたチビクロでしたが、1998年の冬、突然、自分から鎖に繋がれる事を要求してきました。
そしてそれ以降、工場の番犬としての務めをしっかりと果たしてくれました。
(チビクロについてはカテゴリーから過去の記事が読めるようにしておきました。)
こんなチビクロですが、晩年の2年間程は、咳と呼吸不全で薬を飲み続けておりました。原因は心臓と呼吸器の不調によるものですが、その引き金になったのが、若い頃に感染した《フィラリア》でした。
《フィラリア》は、蚊を媒介にしてワンコ達に広がる寄生虫です。
ワンコの年齢にもよりますが、一度感染すると、完全治癒が難しい病気なのです。
そして、蚊を通してどんどん他のワンコ達に移っていくのです。
自分のワンコが《フィラリア》に掛かってし合うと、その血を吸った蚊によって、他のワンコにも《フィラリア》を移す可能性が生じます。というか、必ず移してしまいます。
それを防ぐ方法はただ1つ、病院できちんと《フィラリア》感染のチェックを受け、適切な薬を“必ず”決められた通りに与え続ける事です。
ただ、このお薬は《フィラリア》の幼虫(ミクロフィラリアといいます)を駆除する為のもので、成虫になった《フィラリア》を退治するものではありません。
投与1回の効果は1ヶ月間のみ。薬の効果が切れると、すぐに感染の恐れが発生しますので、与える日をきちんと決め、毎月、必ず与えるようにしなければなりません。
また、お薬の即効性は不明ですので、今日予防の薬を飲ませても、明日蚊に刺されたら《フィラリア》に感染してしまうということも十分あるのです。
この点からも、早めに与え出すと共に、薬の効果が切れる前に必ず与え続けなければなりません。
投与期間は5月頃から、12月頃までです。蚊が居なくなっても、与え続けるのはミクロフィラリアが成長するまでのタイムラグがあるからなのです。
フィラリアは成虫になる頃心臓にたどり着き、そこを我家に決めて子供を産み始めます。
そのため、薬で成虫を殺してしまうと血管が詰まってしまい、ワンコを死なせてしまう事にもなりかねません。
成虫対策としては手術による除去がなされるようですが、これにはワンコの体力も大きく関わってきますので、年を取ったワンコには無理です。
ミクロフィラリア対策をしつつ、成虫が自然に死ぬ事を祈るだけです。
大事なワンコにこの様な苦労をさせるか否かは飼い主の行動次第なのです。
蚊取り線香だけでは完璧に《フィラリア》を防ぐ事は出来ません。
(蚊取り線香を焚いても絶対に蚊に食われるでしょう)
すでに、周りにはたくさんの蚊が飛び交っています。許された時間はもうありません。
「室内飼いだから大丈夫」、「蚊の来ない高層階だから大丈夫」等とは考えないで下さい。『絶対大丈夫』はあり得ない事なのですよ。まだのかたはすぐにでも行動して下さい。
うちのジュディ、田中さんの所のワンコ達も、蚊取り線香や紫外線殺虫器を過信し油断した為、予防薬の投与間隔が空いてしまい、結局《フィラリア》に掛かっています。
皆、心臓を食べられきっとしんどい事でしょう。
ワンコ達には本当に申し訳ないことです。
レディには仔犬の頃から薬を与え続け、蚊取り線香なども使用していますので、今は大丈夫ですがちょっと手を抜くとすぐにジュディのようになる可能性はいつもあるのです。
この事を心しておかねばなりません。
あれからもう1年が経ちましたが、今もチビクロの居た小屋はそのままにしてあります。
『チビクロの存在』、そして、『《フィラリア》の恐ろしさ』を忘れないために。
2005年08月06日
犬を守ってあげられるのはあなただけなのです。(チビクロのこと・ワンコのおもいで2)
今日は、チビクロのお話の続きです。
とても辛い内容かとは思いますが、ワンコを飼っておられる方には長くてもぜひ最後まで読んで頂き、そして考えて頂きたいと思い書きます。
チビクロとは毎日、朝晩2度のお散歩に行きました。(隣の田んぼの稲刈り後は、お昼休みに放して散歩して貰ってもいましたが)
彼にとっては、「お散歩先に在りき」で、お天気は関係ありませんでした。
雨が降っても雪が降っても必ずお散歩に行くのです。(雷は除きますが。)
工場の周りには田畑が多く残っているので、彼とのお散歩で、日々、季節の移ろいや生き物との出会いを肌で感じることが出来ました。
そんなチビクロに変化が訪れたのは2002年の初頭の頃でした。
咳が出始め、それがゆっくりとではありましたが、だんだんひどくなってきたのです。
暖かな春になっても咳は収まりませんでした。
そして、ある日、ひどい咳と共に、発作的に倒れてしまったのです。しばらく落ち着かせると、どうにか立ち上がれるようになりその後は、普通に散歩に行けたのですが。
そこで、近くの動物病院まで、歩いて行く事になりました。
車を使えば5分も掛からないくらいの距離なのですが、チビクロは車に乗るのが大嫌いだったので仕方なく、汗ばむ陽気の中を1時間以上かけてのんびり歩いて行きました。
初めての動物病院で、他の犬猫も居り、喧嘩は大丈夫かと心配をしましたが、どうにかそこまでにはなりませんでした。
診察室に入り、嫌がるチビクロを診察台の上に載せました。
症状を伝えると、まずは採血です。しっかり捕まえているとチビクロも諦めておとなしく採血を受けました。
その後、判定キットと顕微鏡でのチェックです。
判定の結果は疑陽性。チビクロはフィラリアに罹っていました。
呼吸に雑音があるのと、心音も若干怪しいようでした。
フィラリアは蚊を媒介として犬が感染する病気で、フィラリア原虫と言う生き物が、犬の体に住み着くのです。
そして増殖しながら体の中を蝕んでいき、最後には死に至らしめてしまう、犬にとっては恐ろしい病気です。
チビクロはこの病気に罹っていたのです。いつからかは不明ですが、この近所の犬も罹っていたので、長かったのかもしれません。
薬を使えば原虫を殺す事は可能です。しかし原虫が大きくなっていた場合、死んだ原虫が血管を塞いでしまうと犬自身も死んでしまいます。
獣医さん曰く、何匹フィラリアが体内にいるか不明な事とチビクロの年齢とを考えるとフィラリアはこのままにしたほうが良いとのことで、気管を拡張する薬と、血管を拡張する薬を出してくれました。
ちょうどこの年の春、義妹が大学を卒業し獣医としてデビューしました。そこで,彼女に相談したところ、フィラリアがこれ以上増えないようにする薬があるのでそれを飲ませ続けるようにと教えてくれました。
それからの約2年半、チビクロは月に1回のフィラリア薬と毎日の気管支と血管拡張剤の3種類の薬を飲み続けました。
(咳がひどいときには、ステロイド剤や利尿剤も併用しました。)
咳と時々倒れるという症状は変わらないままでしたが、今年の春までは元気でした。
ところがどうした事でしょうか?
2005年08月02日
チビクロのこと(ワンコのおもいで)
私のブログ、名前は<ジュディ犬気分屋ブログ>ですが、サイトのURLはhttp〜/chibikuro2005/
です。
Chibikuro=チビクロ。そう、別のワンコの名前から採りました。
今日はこのチビクロのお話です。
と言っても思い出話になりますが・・・・。
大阪が入梅した今年の6/5(土)の朝、8時20分にチビクロは天国へ迎えられました。享年、15−16歳でした。
チビクロは工場で飼っていた番犬ワンコです。
彼が工場にやって来たのは一説には1990年、それより前だと言うものもいますし、後だと言うものもいますが。正確な事はわかりません。
その頃、パートに来ていたSさんというおばさんが飼って貰えないかと連れて来たとのことです。
熊のぬいぐるみのようなモシャモシャした黒い毛で、胸には白い月の輪がありました。
それで付いた名前が「クロ」でした。
この時、工場には「シロ(別名 ジャンボ)」と言う白い大きな犬が番犬として居りました。(シロのお話はまた別の機会に書きますね。)
子犬だった、チビクロはこのシロを慕っていつも一緒について廻っていたそうです。この姿から、いつの頃からか「チビクロ」とも呼ばれるようになりました。

