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アンティーク/コレクション

2006年05月22日

<お大師参りの日>の骨董市を見てきました(大阪 四天王寺さんにて)

聖徳太子建立のお寺として知られる大阪の四天王寺では、毎月21日には<お大師参り>という弘法大師空海にまつわるお参りの行事が行なわれているそうです。

この日、境内にはたくさんの屋台が立ち、割合大きな“青空骨董市”も開催されているとの話を聞いていたので、ちょうど21日だった昨日の朝、四天王寺さんへ行ってみることにしました。

お寺に向かう人

 

 

 

 

 

 

朝から良いお天気で、9時前だというのに四天王寺に向かう参道には既に多くの方の姿と物売りのお店がありました。

西の鳥居

 

 

 


人の流れに付いて西側から大きな石の鳥居をくぐって境内に。
古い消防署

 

 

 

 

 


右側には古いデザインの消防署、左側には付属中学・高校がありました。

植木市

 

 

 


正面にある<西大門>では周りを取り囲む形で植木市が立ち、さながらお花畑のようです。

まずはここで左へ曲がり大きな<六時堂>とその前にある<亀の池>を目指しました。
六時堂と亀の池かめの甲羅干し

 

 

 

池はその名の通り“亀だらけ”です。
ですが、よく見ると両耳の辺りがオレンジ色の“アカミミガメ(ミドリガメ)”の姿が目立ちました。以前見た時は“クサガメ”や“イシガメ”が多かった気がするのですが。
ミドリガメ多し鷺と亀たち






池で休んでいた鷺らしき鳥もこの亀の数にはちょっとタジタジ気味、足の置き場に困っておりました。

池を過ぎて、さらに東の方向へ進みます。
このあたりから露店の雰囲気が変わり始めました。

それまで食べ物主体だったのが、衣料品や雑貨のお店へ、そして骨董を並べるお店へと様相が変わります。
骨董市1骨董市2

 

 

 

骨董市3お店の雰囲気も様々。きちんと商品を並べているお店もあれば、ダンボール箱ごと置いているお店もあり、扱う商品も本当に様々でした。フリーマーケットぽいお店もあれば、ガラクタ市のようなお店も・・・。

 

今回の市は、デパートやホールで開催される骨董市のような<お宝と分かっているものを売る>ものでは無く、<あるかもしれないお宝を探す>タイプの市でした。
でも、きっとこれが骨董市の本来の姿なのでしょう。
さっと見てみましたが、残念ながらこの日は自分にとってお宝と思えるものは見つけられませんでした。
しいて言えば、このワンコくらいでしょうか?
ワンコ1ワンコ2

 

 

 

冗談です。もちろんこの子は商品ではありません。ご主人様に連れてこられ、こんな場所で待たされていました。ちょっとスネた感じでしたよ。

他にも境内ではたくさんのワンコ達に出会いました。
もしかすると、ブログをリンクさせてもらっている《ころすけ君》もお散歩に来ていたかもしれませんね。

弁天島

 

 

 


そうそう、運良くこの日は月に一度、<亀遊嶋辯天堂>のご本尊が見られる日でした。
失礼に当たると思い、斜め遠くから写真を1枚だけ撮らせて頂きました。
弁天様

 

 

 

 

 


実際の辯天様の像はもっと赤が美しかったと思います。

宝物殿、太子殿を横に見ながら南門まで移動。再び食べ物の露店が増えて行きます。

南大門側から中門越しに見た五重塔です。
南大門側からの塔






手前の灯篭の穴からのぞくとこんな感じに見えます。
灯篭の穴から見た塔

 

 

 

 




そして<西大門>に戻ってきました。
それでも時間にして約40分程掛かりました。
じっくり見たなら時間なんてあっという間に経ってしまうことでしょう。
いろんなお店が出ていますし、五重塔や宝物殿、庭園など本来見学するべき場所もたくさんあります。

五重塔

 

 

 

 

 

 

普段の四天王寺さんはひっそりとした、ちょっと寂しいくらいの感じですので、もし観光がてらで参拝に来られるのでしたら是非“お祭り”状態の21日に来られる事をお奨め致します。



2005年11月13日

始まりはこの子達からでした。

以前のブログで何度か動物のフィギュリン(陶器で出来た人形をそう呼ぶようです)をご紹介してきましたが、それらを買うきっかけとなったのが、今日ご紹介するワンコの置物です。
ワンコの置物前

 

 

 

 




これを買ったのはたぶん2000年だったと思います。
この年の9/30-10/1に今はなき近鉄バファローズの本拠地だった大阪ドームで『第2回世界骨董フェアIN 大阪ドーム』という催しが開かれておりました。
動物、特に馬と犬が好きでしたので、「何か変わった物がないかな?」ということで初めて大きな骨董市というものに出掛けたのがこの催しでした。
東京に暮らしていた頃、馬や動物の古本を探しに神田の古本街に出掛けたり、アンティークというほどではないですが、安めで面白い腕時計を探したりという事をちょくちょくしていたので、割合軽い気持ちで骨董フェアに行くことが出来ました。
もちろん、お財布の中には多くのお金は入れて行きません。でないと、分、不相応な高いものを買ってしまいそうだからです。
この日は2万円くらいのお金を持って行っていたかと思います。
そこでまず最初に見つけたのが、小さな馬のお皿、そしてリスの絵柄の大き目の絵皿でした。どちらもイギリスで買い付けをしてきている<ビクトリアンクラフト>というお店にありました。

馬のお皿リスの絵皿

 

 

 

 

 


このお店は京都の洛南のほうにあるお店でした。今は引越しをされたことまでは分かっているのですが、連絡先は分からなくなってしまいました。
どちらも手書きではなくプリントされたものだったのですが、購入する事にしました。
さらに色々なお店を見ていましたところ、四角っぽい変わった形状のお皿を見つけました。そこには細い線で、サーカスの風景が描かれていました。
サーカスの絵皿

 

 



なんだか懐かしい感じのするお皿だったので、飾り皿用として購入しました。同じ絵柄のものがもう数枚ありましたので本来は食器として作られたものだったのかもしれません。
この時点で、手元のお金はお昼ご飯代と電車賃プラスアルファくらいになってしまっていたと思います。
それで帰ろうとした時、彼らに出会ってしまったのです。
ガラス棚に大事に陳列されるわけでもなく、ポーンと置かれている品物達の中に彼らはいました。
走るワンコ達の置物二頭の犬がかけっこをしているようなデザインの陶器の置物でした。
他の高価な作品達の様な堅苦しい雰囲気ではなく、全身、特にその顔立ちから伝わってくる、お人好しさや、おマヌ感に強く引き付けられてしまいました。
きっと彼らを見て悩んでいる事が露骨に出てしまっていたのでしょう。
お店のお姉さんが声をかけてきました。「自分も動物好きだったのでこのワンコを仕入れてきた」とのことでした。
これはオーストラリアからの買い付け品で、彼女自身が仕事の関係上、1年の殆どを向こうで暮らしており、その折に街へ出掛け買い集めたものの1つだとのことでした。
「気に入っているのなら」という事で値段をおまけして1万円程にしてくれたのですが、手持ちのお金が殆どなかったので、結局、取り置きにしてお金を振り込み後発送してくれる形となりました。
骨董品を取り置きで買うような経験はなかったので、ちょっと不安だったのですが、入金後暫くして無事に届けられました。
このワンコ達と一緒に「お金儲けの為ではなく本当に動物が好きな人に買ってもらえて嬉しいです」という旨の手紙が同封されていました。
ワンコ置物横ワンコ置物全体

 

 

 

このワンコ達は、その時に買った皿と共に、ガラスケースの中で今日も楽しそうに走っています。
彼らを買って以降、動物のフィギュリンが徐々に増える事になりました。
この週末、大阪南港のインテックス大阪で『大阪骨董祭』という催しが行われていましたので、夫婦で覗きに行って来ました。
そこで、コッカースパニエルの小さな置物(私のお気に入り)と、6匹のブタがそれぞれ楽器を持って演奏している置物(妻のお気に入り)を買いました。
合計で¥6000にまけて貰いちょっと得をした気分でした。

本日のお話に出た『世界骨董フェアIN 大阪ドーム』は来年、第7回目として2/4-5に開催されるそうです。大きな規模の骨董市ですので、お時間と興味がおありでしたらどうぞ。
気に入ったものが見つかるかもしれませんよ。



2005年10月03日

今日は芸術のお勉強です。(アール・デコ展開催記念講演会《アール・デコの時代》の報告

題名にもあります通り今日のブログは、芸術についてのお勉強となります。
写真や絵の無いとても長い記事ですので、面白さには欠けますが、読んでからこの展覧会をご覧頂ければ、各展示品を見て感じることや考える事が多くなり、より印象に残る展覧会になるのでは?と、個人的に(勝手に)思っております。
それでは始まります。

アールデコ展チラシ10/1(土)PM6:00よりサントリーミュージアム天保山にて『アール・デコ展』(きらめくモダンの夢)の開催を記念した講演会が大阪湾が一望できる、5F展望ギャラリー内で行われました。
講師は美術評論家の 海野 弘 氏 でした。小柄ですが、真面目で素敵な雰囲気の方です。予定時間より若干遅れての開催となりました。

まず、アール・デコの成立からお話が始まりました。
アール・デコの始まりは1928年にフランスで開かれた工芸展覧会(装飾博覧会)だと言われています。
ただ、この時期には『アール・デコ』という言葉やカテゴリーは存在せず、実際には1960年代に始まった『アール・ヌーボー』の再評価に続き、アール・ヌーボーの「次の時代」という事で注目され、1960年代末頃になって確立されたカテゴリーだとのことです。

第一次世界大戦後から第二次世界大戦が始まるまでの間が<アール・デコの期間>とされています。
この時期に、現代の建築、デザイン、生活様式が確立されたと考えられています。

この『アール・デコ』という時代が生まれるに至った経緯としてはずせない2つの「キーワード」があります。

1つは《都市》、もう1つは《女性》です。

1920年代に「現代の都市」の基礎が確立され、同時にこの時期から「女性の社会進出」が目立ち始めました。

19世紀までの社会は<男性中心社会>で、女性は家庭に入り着飾るものでした。
また、日常の家庭内での生活においては、女性がお化粧をすることは少なく(過度の化粧をするのは“夜の世界の女”と見なされた時代でした)逆にこの時期の女性には、、自宅内でゆっくりとお化粧をする時間がありました。
ちょうどまだこのような環境化にあった19世紀末頃に女性的な曲線モチーフの『アール・ヌーボー』が花開いたのです。

この『アール・ヌーボー』スタイルを大きく変化させるきっかけとなったのが《第一次世界大戦の勃発》でした。

戦争により男達の多くが戦場へ借り出され(駆り出され)、男性の居なくなった<社会>を運営していく為に、否応無く女性が<男性社会の中>へ引き出されていきました。
屋内向けの美しい装飾と“ポン、キュ、ポン”のコルセット矯正されたスタイルの服装から
屋内外で様々な作業をする為の“短く動きやすい”服装へ、そして髪型もロングからショートカットへというどちらかといえば直線的なデザイン形態へと変化していきました。
これが『アール・デコ』誕生の引き金の一つです。
女性の社会進出は仕事面だけではありません。娯楽の世界、特にテニスに水泳、乗馬などスポーツ分野へも進出し始めました。
社会進出に伴い“男性の目”が気になり出した女性達に現代的な「ダイエット」が流行し出したのもこの頃が起源とされています。

また、“日常”、社会進出している為、それまでとは違い<外で>お化粧を直す必要性が生じてきました。
この要求により生まれてきたのが<コンパクト>、<リップスティック>等の《化粧道具類》、そしてそれらを入れておく<ハンドバッグ>、また、時間を知る為の<腕時計>も発達してきました。服装がシンプル化した分、ポケットも少なくなり、また身体を動かす事に伴い落とし易くなった事が原因となり、それまで特に男性に主流であった<懐中時計>は、常に身体にフィットする<腕時計>へとその座を追われて行きました。屋外でタバコを吸う事も多くなり<シガレットケース>や<ライター>といった嗜好品関連の商品もこの時期から急速に発達・普及して行きました。
これらは『アール・デコ』を語る上での重要なアイテムとなっています。

アール・デコの特徴として
/形悩燹新技術を積極的に取り入れた。
⊂霾鵝Φ蚕囘礎の発達により<世界同時的に発達>するスタイルが登場した。
が言われています。
この流れにより、アール・デコ時代の製品には世界中の様々な「モノ」や「技術」が融合されたものが多く見られるようになったのです。その1つが、日本の伝統技術<漆工芸>とシガレットケース、ライターといった<新しい時代の商品>とが上手く融合(今で言う“コラボレートされた”)された商品が作り出されたことであり、もう1つが、情報伝達と流通の発達により、今も続く『パリファッション、パリ・モード』が確立された事なのです。
「今年のパリ・コレはこれ!!」という情報はすぐに流通を通して世界に伝えられ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京、世界の何処に行っても同じデザイン情報が広がっているという『世界が1つのデザインで繋がる』環境が成立しました。

『アール・ヌーボー』が自然をモチーフとした流れるような連なった「曲線デザイン」に終始したのに対し、『アール・デコ』は断続的とも言える「直線的デザイン」を特徴としていました。
とは言え、この時期さかんとなったエジプトや中南米の遺跡発掘調査によりもたらされたエジプトやインカ・マヤ文明の模様(文様)といったものもアール・デコのデザインに反映された、所謂時間枠を超えた「古代と現代の融合」が起こったのも『アール・デコ』の特徴と言えます。

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2005年08月16日

天王寺で買ったもの

今日は、昨日のブログでは書けなかった<天王寺で買ったもの>を紹介致します。sirokuma

<眠る白熊親子>の焼き物です。
購入したのは阿倍野近鉄百貨店の6階にあるリヤドロというスペインの焼き物メーカーのお店です。

たまたま6階に行ったところ、フロアーの改装前セールということでお店の前で福袋セールをやっておりました。
このお店には陶器で出来た精巧な人形がたくさん飾られておりましたので、ちょっと覗いて見ようと中に入りました。
いろいろ見ている途中、たまたま目をやった商談用テーブルの上に、この親子は居ました。
親子の醸し出すなんともいえぬ雰囲気と夏の暑さにぴったりの涼しげな感じにちょっと心が動きました。
そこで「この熊は幾らですか?」と尋ねたところ、なんと、この熊が福袋セールの商品だというではないですか。
福袋にはこの熊以外に、もうひとつ小さな弟を寝室へ運ぶお姉ちゃんの人形が入っているらしいのです。
その人形も白熊の隣に飾られていました。
ですがこの人形、ヨーロッパの作品に共通した、目つきがきつい感じの人形だったのです。
夫婦して思案することウン十分、結局購入することに決めました。
お店の方に福袋の中身を見せてくれるようお願いしたところ、福袋は最後の1つだけで、今見た熊と女の子の人形がその中身だと言われました。
これら陶器は一つずつが手作業で描かれているので全く同じものはありません。ですから比較をしてみたかったのですが、今回それは叶いませんでした。
ただ、お店の方曰く、とてもお買い得な値段とのことだったので、高いかなあとは思いながらも勇気を出してカードで購入しました(笑)。
今日から秋風を感じられるまでの間、この親子には涼を感じさせてもらい、少しでも元を取らせてもらおうと思います。

購入時に、カタログを貰ったのですが、その中にこの熊も載っていましたので正式な名称を書いておきます。

白くまのおひるね サイズ 11×19cm Ref.01008062

銀座に大きなショップがあり、三重県の志摩スペイン村パルケエスパーニャ内にも大きな店舗があるそうです。
素敵な作品がたくさんありましたので、何かの機会があればぜひ見に行ってください。(見るのはタダですから)



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