2013年02月15日
キリンがいなくなった動物園(天王寺動物園 2013年2月)
2月10日(日曜日)の午後、子供達の希望で天王寺動物園へ出掛けました。
まずは天王寺公園から入場。
花壇には綺麗な花が植えられていて、冬の寒さの中ですが、ほっこりした気持ちになりました。
天王寺博(1987年)の際に建てられた安藤忠雄さん設計の建物は植物温室として使用されており、こちらは本当に暖か。
綺麗な花を沢山見ることが出来ました。
この植物温室の横からは動物への入り口が作られていたのですが、今日は工事用の柵が設置されていて通行禁止。
“公園・動物園連絡園路改修工事”の為に、1/22から3/15まで臨時閉鎖しているとの事でした。
結局、天王寺公園から市立美術館へ渡る階段の横から一度公園の外へ出て動物園に向かいました。(ご注意下さいね。)
動物園へ到着すると、ちょっと寒かったので、まずは子供達の反対をよそに爬虫類館(アイファ)に入場。
ワニやワニガメ、ヘビは怖かったようですが、リクガメさんは気に入ったようで、ノソノソ歩くリクガメさんに話し掛けたりしていました。
青空の良いお天気だったからでしょうか?
運の良い事に、2頭のカバさんは陸に上がって日向ぼっこ。
暫くすると、1頭がもう一頭を誘って、プールに潜っていきました。
その後はサバンナゾーンに向かいました。
息子のユーキボンはカメラを片手に一生懸命に小型のコビトマングースを撮影。
サバンナエリアを覗くとシマウマ、エランドとダチョウの姿は見られましたが、キリンさんの姿がありません。
そのままサバンナゾーンを移動し、ハイエナやライオンを見て回りました。
キリンの園舎近くまで移動してきましたがやっぱりキリンさんの姿は無し。
園舎の前に立ってみるとこんな張り紙がしてありました。
「申し訳ございませんが、現在キリン、オランウータン、バーバリーシープは飼育しておりません。」
バーバリーシープもオランウータンも昨年亡くなっています。
と言う事は、キリンも? でも前回来た時にはサバンナゾーンでキリンに会っていましたし・・・。
もしかすると種の保存の為に別の動物園へ移動したのかもしれないので、子供達にはキリンさんがいなくなったと言う事実だけを伝えてキリン舎を後にしました。
トラ舎ではそのお隣に新しい住まいが建設されるらしく、工事用の防護壁にそれらしい絵が描かれていました。
ギャオギャオ!と兄弟喧嘩をしているチュウゴクオオカミ舎を過ぎ、レッサーパンダ舎、ペンギン舎を見てから羊とヤギがいるエリアへ行きました。
このあたりも工事中で、カンガルーやラクダは見られないとの表示が出ていました。
いつも居る野間馬さんの姿が無かったのがちょっと心配でした。(写真は去年の野間馬さん)
移動途中、ボランティアスタッフさんの体験コーナーに遭遇。
ライオンさんとシマウマさんの本物の頭骨を触らせてもらいながら肉食動物と草食動物の違いを教えてもらいました。
コアラ舎まで来たところで工事による通行止めに出会いました。
コアラ舎は南側から北側に抜ける一方通行なのですが、この工事による通行止めで、南側の入り口が閉鎖されているらしく北側からの入場となっていました。
実際にコアラ舎に入ってみました。やはり南側の扉が閉鎖されていて、ここで折り返して戻る形になってなっています。
今日のコアラ達は相変わらず熟睡でした。
この日は工事はお休みでしたが、騒音が苦手と聞いているコアラだけに、工事作業中の園舎内は静かなのかなと、ちょっと気になりました。
コアラ舎から南側を見ると、これまた天王寺博の時に作られた大きなバードゲージに白い覆いが掛けられていました。
どうやらこのエリア全体が工事中のようです。
コアラ舎の後はサルの檻の前を通って象のエリアへ。
ここも工事の影響で、対面通行のようにいつもとは逆行する形での人の流れが出来ていました。
ゾウを見た後は熊のエリアへ移動。メガネグマそしてホッキョクグマと見ていきました。
いつもは強い姉さん女房のバフィン(21歳)と若いゴーゴ(8歳)とは1頭ずつ別々に外に出されているのですが、ベビー誕生を期待して、この日は2頭が一緒に外に出ていました。
ゴーゴはバフィンにあまり構ってもらえずちょっと寂しそうな雰囲気でした。
アシカのプールを見て動物園を後にしました。アシカの数もなんだか少なくなっているような印象でした。
通天閣の傍まで行ってみましたが、入場待ちの長い行列が出来ていました。
こてこてデザインのなんば・新世界巡回無料バスに遭遇。運がよければ串カツ無料券がもらえるようなので一度利用してみようと思います。
帰宅後に、天王寺動物園で配布されている“天王寺動物園情報誌Together(トゥゲザー)”VOL.29を読んでいたところ残念な記事を発見しました。
7月にアミメキリンのハルミ(27歳)、11月にケニア(22歳)が相次いで亡くなったとのこと。どちらも人間で言えばおばあちゃん、おじいちゃんの年齢だったとの事で致し方ない事ですが、動物園に行くと必ず出会えただけに寂しさが残りました。
在りし日のキリンのケニアの写真を幾つか。
暫くキリンさんに会うことは出来ませんが、シマウマやエランド、カンムリヅルの子供達や新しくやってきたツキノワグマやライオン達など新メンバーも登場していますので、春になったらまた行ってみたいと思います。
大阪府下ではみさき公園にキリンさんがいますので、暫くの間、キリンさんとはそちらで会おうと思います。