2012年11月30日
ビワ(枇杷)の花が咲き始めています(2012年の大阪府東部)
11月も最後、目の前に広がる生駒山も彩りある“錦秋”から茶色が多い山へと変わりつつあります。
どんより曇りがちなお天気もあいまって、晩秋から初冬の雰囲気を感じます。
どちらかというと、動植物の活動は冬に向けて“静”の方向へ進んでいくイメージがあるのですが、そんな中、“動”に進んでいくものに出会いました。
それが、ビワ(枇杷)です。ワンコの散歩で毎日通る野球場の花壇に植えられているのですが、その中に数本のビワの木が植えられています。
その枝の先が今月上旬から徐々に膨らみ始め、沢山の茶色い花芽が出来てきました。そして先週後半から、茶色い花芽の中央に白いものが見え出し、ポツポツと小さな可愛い花が開き始めました。
このビワの花、イチゴの花のように花びらが大きく開くタイプではなく、遠慮がちに少し開く程度。写真に写る白いビワの花、どことなくビワの実に似ている感じがしませんか?
美味しいビワの実として実る来年の初夏に向けて、既に活動を開始し始めているのですね。
寒くなるに従い、動きや気持ちも“静”モードになってきていたのですが、この小さな“動”に温かみと冬へ向けてのパワーを見、そしてもらえるような気がしました。
冬本番に向け、いろんな“寒さ”に負けず頑張ろう!
追記 ビワの木のすぐ傍にある花壇では、植え込まれた木が葉っぱを綺麗な赤色に変えていました。
“燃える秋”の色合いで、これはこれでなかなかいいものですね。