イッセー尾形さんの一人芝居 『イッセー尾形のとまらない生活超スペシャルin大阪』についてのお話です。ぜひご覧下さい


2006年08月06日

イッセー尾形さんの一人芝居 『イッセー尾形のとまらない生活超スペシャルin大阪』

7/4付の記事で書きましたが、イッセー尾形さんの一人芝居『イッセー尾形のとまらない生活超スペシャルin大阪』を7/23の夕方に観て来ました。

今回の会場は大阪市旭区にある<大阪市芸術創造館> 芸術PIT(3F)でした。
最寄り駅は地下鉄谷町線千林大宮駅とのことでしたので、地下鉄で行ってみることに。梅田以北は乗った事がないのでちょっとドキドキ。

通りの古い建物

 

 

 

 

 

 

駅から会場までの間には結構レトロな建物が。広い道路幅やバスの路線となっている事から、昔からのメインストリートだったことが推測されます。
通りの古い建物2通りの古い建物3

 

 

 

通りの古い家並

 

 


 

そして、<大阪市芸術創造館>に到着です。
芸術創造館1芸術創造館2

 

 

 

外観はこんな感じ。確かに芸術っぽい感じもしますね。

建物入り口の施設掲示

 

 

 


ですが、玄関上の表示によると、どうやら旭区の複合施設のようです。

ちょっと大きめのエレベーターで3階へ。受付でお金を支払い会場である芸術PITへ。

内部は全体に黒が基調で、薄暗い感じ。確かに90数席を謳うだけあって、こじんまりしたスペースでした。
ビックリしたのは、舞台のすぐ前部分の空間に3−4列分の座布団席が設けられていた事です。その後ろから椅子席が始まります。
座布団席の1列目など、本当にすぐ前が舞台なんですから、私だったら逆に近すぎて緊張してしまいそうです。

会場に入ったとき、サイズは全く違うのですが、阿倍野近鉄百貨店内の近鉄アート館に似た雰囲気を感じてしまいました。
理由は分かりませんが、なぜかそんな印象を待ったのです。

開演前の舞台風景

 

 

 


お芝居開始前の舞台はこんな感じでした。透明な台が1つ置かれていました。

そして舞台の始まりです。
イッセーさんの演じる人々はどれも独特の個性を持った人ばかり。

まずは、突然お店に現れ、髪のセットをして欲しいと言うおばあちゃんのお話から始まりました。
ちょっと上流風な態度の彼女、じつは丘の上の老人ホームからこっそり抜け出してきたとの事。
ホームでされたヘアカットが気に入らないのでちゃんとしたお店でしてもらおうと出てきたのですが、お店のスタッフを捕まえ、一方的に思い出話をしゃべりまくります。
そして、ひとしきりしゃべった後にストンとオチが来ました。

次は山の中腹にスーツ姿で現れ、電波状況が不安定な中、必死に携帯電話をかけようとする部長か課長クラスのサラリーマン。
山へやってきた若者グループや、研修社員、定年退職したハイカー達とのやり取りが笑わせます。

そして、今度は若者に変身。世間に対し自分をアピールする手段として<焼畑>をしようと企むのですが、インターネットのブログにそれを書き込んだ所、思わぬ返事か返ってきて・・・。
非常に今風なネタでした。

次は年の頃なら40歳を過ぎた感じのカップルのお話です。
温室を訪れたカップル、男性の方は相手に流されやすいオドオドした感じ。一方の女性の方は精神的に不安定な部分を持つ、不思議系なキャラクター。
鳥オタクである彼は、植物園内に放されている鳥について非常にマニアックな話を彼女に聞かせます。
でも、自分の思いを伝える事が出来ません。
そこで出てきたのが、前夜寝られなかったので作ったという“ドンキホーテのマペット”です。
これを右手にはめる事により、彼はドンキホーテを通して思いを吐露するのでした。
そして彼女と手を繋ぐ。・・・個性の強いもの同士のカップル誕生ですので、“微妙”にホッコリするラストでした。
(男女とも自分が相手の立場だったら絶対に惚れないキャラクターだったので・・・“微妙”としか言えませんでした)

次はお肉を届けに来た肉屋さんのお話。
ドングリだけを食べさせて育てたとてもいいブタ肉を届けに来たのですが、相手はお留守。
そこで、そのお宅の前を通る人々にあれこれと自分の昔話を投げかけるのですが・・・。
彼の、なかなかありえない過去の経歴に笑わされます。

次は居酒屋さんでアルバイトをするお姉さんお話。
でも、アルバイトしているのはドイツにある居酒屋さん。これからして変です。
日本人客からの注文に対応するのですが、かなりなおマヌさんで、ミスを連発。
お客さんとの会話の中で、一緒にアルバイトをしている別の女性の話をするのですが、それらは全て彼女の勝手な想像の上でのお話。ですが、そのかっ飛んだ想像力に笑わされてしまいます。

次は一気に若くなり、男子高校生です。
京都駅で帰りの新幹線を待つ広島県から来た修学旅行生という設定なのですが、彼が演じたのはクラスや学年に必ず一人はいるちょっと悪ぶるおどけキャラです。
大阪の人間も笑ってしまう微妙に違う広島弁で押し通し、今では絶対に買わないであろう修学旅行のお土産品“木刀”を小道具に使う力技的なお話でした。

最後はフォークソング全盛時代から続けているというフォークギター弾きのコンサートのお話。
それも近くの広場での“夏の早朝コンサート”という設定。
合計5曲を歌うのですが、演奏中に入るアクシデントの数々。そしてギター以外にも準備してある小道具の楽器にも笑わされました。
ラストの5曲目は正統派、<今日の日はさようなら>で締めくくられました。

アンコールの拍手に応えてもうひと(人?)ネタの披露です。
ピザを届けに来たフリーターの金髪バイト君のお話です。
彼はどこかの会社の寮にピザを届けに来たのですが、頼んだ本人は外出中の様子。
何度も注文主の名前を叫ぶ彼に対し、腹を立て出て来た他の住人達との掛け合いに笑わされました。

舞台終了後、イッセー尾形さんは3日間の公演を振り返り、『自分の生まれたところのような3日間』との感想を述べておられました。

感想を述べられた後、『業務連絡なんですけど・・・』とのことで、小説を出した事をお話されました。
(公演終了後、早速購入し、息子宛のサインを貰いました。彼への将来のプレゼントです。)

消える男
小説のタイトルは消える男。これを記念して?“消える男の歌”を作ったとの事で演奏してくれました。
ウクレレと小さめのドラムセットでの演奏です。
東京の本屋さんでの出版記念サイン会の時に初めて歌っただけとのことでした。

歌いだしは “見果てぬ夢を見果ててしまいー♪”

途中に 『僕は幸せなのかなー、嬉しかったり寂しかったり、これが幸せなのかなー なんちゃって』というセリフが入ったりもします。

歌詞は3番までありました。いずれもラストは“うずくまるー♪ オーイエー♪”で終わっていました。

公演終了後の舞台

 

 

 


今回の一人芝居『イッセー尾形のとまらない生活超スペシャルin大阪』、サラリーマンのお話のオチがちょっと物足りなかった以外はどれも非常に楽しいお話ばかりでした。

全く同じ演目での舞台はないでしょうが、今回のお話のうちの幾つかは別の舞台でも演じられると思いますので、お近くでの公演があるようでしたらぜひ見に行ってみて下さい。

イッセー尾形 公式サイト



chibikuro2005 at 13:09│Comments(1)TrackBack(0)演劇/大阪府 | 関西情報

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この記事へのコメント

1. Posted by たか   2006年08月12日 10:04
コメント、トラックバック有難うございます。
3日目のアンコールはピザ屋だったんですね。や〜まださんいらっしゃいますか?が連呼され解り易くて大好きです。
早朝コンサートの足の親指に付けた鈴が笑えますネ。

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