ガンダム展感想(サントリーミュージアム天保山)についてのお話です。ぜひご覧下さい


2005年08月28日

ガンダム展感想(サントリーミュージアム天保山)

前回のブログで書きましたとおり、今日はサントリーミュージアム天保山にて今月末(8/31)まで開催されているガンダム展の感想を書きます。

前回のブログでお判りのように、この展覧会はあくまで映像作品としての<ガンダム>を題材とした、現代美術展ですので、単にアニメ作品が好きと言う方には少々不向きな内容かもしれません。
そのような方でも楽しめる作品も幾つかはありますので、一度見て見るには良いかもしれません。(アニメファンの方は、海を渡った対岸のUSJ内にある毎日放送の建物内でアニメ原画展が行われているのでそちらをご覧になっては如何でしょうか?)

入場してまず最初に目にするものが、開催前から注目されていた、1/1スケールのコアファイターです。
ラストシーンで、敵要塞から脱出したアムロが乗っていた機体という設定の下に作られているので、機体が右に90度傾いて展示されているこの作品は、リアルなほどボロボロです。
機体の周りでは、宇宙をイメージしたCG映像が映し出され、不思議な雰囲気を醸し出しておりました。
今回のガンダム展の公式HPにはこの作品の製作過程が載せられておりましたが、最初は綺麗に作り、それをここまで壊したようです。
http://www.gundam-exhibition.jp
個人的には、完璧なほどに作りこまれた、どうだ!というくらいピカピカのカッコイイ、コアファイターでも良かったのにと思ったのですが。
次の部屋には、四つんばいになった女性キャラ、セイラマスの巨大な像が展示されておりました。すごい表現力ですが・・・グロテスクでした・・・。
次にあったのが、巨大な油絵、個人的ではありますが今回の作品中で絵画としては最も素晴しいと感じたのがこの作品、
会田 誠さんの 『ザク(戦争画RETURNS番外編)』です。ザクというロボットの姿を借りて描かれていますが、まさに、ヒトです。
生々しいほどに「戦場にいる人々」の感覚が伝わってきます。攻撃性、怒り、痛み、恐怖、火薬や、土や、汗、油の匂いまで伝わってきそうです。
それにもかかわらず、なぜかその絵からは微かなおかしみまで感じられるのです。
開催初日の閉館後、さらに作品に筆を入れられただけのことはある、非常に細かく書き込まれた、ぜひとも観ておいて頂きたい作品です。
完成した当日でしたので、油絵の具の香りもそのままでした。
お隣には小谷元彦さんの連作、『胸いっぱいの愛を』です。会田さんと共にトークショーに参加されておりました。写真とCGを合成した作品です。
いずれも場面は瓦礫の散乱する荒れ果てた戦場で、その中でいすに座り肢体も生々しくこちらに視線を向ける軍服を着た女性、兵士の死体達、骸骨などの連作です。
他には、戦艦ホワイトベース内にある主人公アムロレイの部屋を再現し、室内のモニターに、日本各地のアムロと同じ年の少年達の姿を順に映し出していく作品、ビームライフル型の筆や柄の部分がジオングの頭部になった筆、それらの筆を用いて書かれた書やデザイン、ガンダムの中の有名なセリフを万葉仮名風に全て漢字で書としてしたためたものといった作品、ポップなかわいいキャラクターとしてガンダムや他のロボットを描いたものもありました。
残念な作品としては、大きな透明のビニール製の空間内に、コケを植え、そこへ、ミスト(霧)状の水分を与え、LEDの光を当てる事により、密閉型のコロニー空間を表現しようとした作品があったのですが、安全性の観点から美術館側のOKが出ず、実際に稼動させられなくなっているものがありました。
見に行ったのは開催2日目でしたが、その時点で、空間内のコケの一部は駄目になりつつある状態でしたので、会期末に近いこの時期に、その作品が残されているかは不明です。この作品を作られた方もトークショーに参加されており、以前は庭師だった経験もお持ちの方でした。
変わった作品としては、観覧者参加型作品でニュータイプ適性検査を体験するというものがありました。一次試験は画面上に裏返しで映し出されるESPカード(透視力テストに使われる丸や三角や星型などの模様が書かれたカード)の中から2枚を選択し、同じ絵柄であればOKというもので、4−5回のテスト中2回当たると2次試験である、適性検査試験に参加出来るというものでした。
展示されている適性検査の機械や道具はそれらしく出来ており、でも、ウサン臭い雰囲気も醸しておりました。
かなりの人が、1次試験に並んでおりましたので、後ろのほうからモニターを見てチャレンジした所、4回連続でカードを的中させることが出来ました。
「ニュータイプなのか?」という気持ちもちょっと顔を出しかけましたが、それよりも、「要らない所で運を使ってしまった」という気持ちのほうが大きかったのが事実です。
少し行くと、いよいよ出口。出るといきなりおみやげ物のコーナーです。
あまり欲しいと思うものは無かったのですが、その中で唯一目を引いたのは完全受注生産品のコアファイターです。
大きさはそれほどでもありませんが、展示されていた1/1スケールのコアファイターの縮小版で、リアルに作られています。
但しお値段は云十万円でしたので、とても良い物ですが、今回は・・・敢て・・・遠慮しておきました。
代わりに、図録(¥2800は高め)と、透明パーツでとても綺麗なガンダムのプラモデルを購入しました。プラモデルはこの売り場でのみの販売とのことでした(価格も¥1260と安め)ので、買って損は無いと思います。

アニメとしてのガンダムが好きな方は1階のミュージアムショップを覗いて下さい。まるで、ガンダム専門店のようになっています。
こちらではアニメとしてのガンダムのグッズや書籍がたくさん揃えられており、大人も子供もOKだと思います。
ザク3体ショップの前には、ザクの大きな人形が飾られており、自由に写真を撮ることが出来ますので、記念に1枚も良いかと思います。
ともかく開催期間は余りありません。展覧会に興味のある方も、ガンダムグッズに興味のある方も、時間があるようであれば、ぜひこの機会に大阪天保山のサントリーミュージアムにお越し下さい。シャーザク



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