今年は五月蝿過ぎませんか?(2005年のくまぜみ)についてのお話です。ぜひご覧下さい


2005年07月28日

今年は五月蝿過ぎませんか?(2005年のくまぜみ)

この夏は朝早くから、せみの鳴き声が凄いなあと感じませんか?
毎朝6時半を過ぎた頃からジュディを散歩に連れて行くのですが、学校のそば等、木が植えてある所を通ると、必ずといって良いくらい、せみが止まっています。それも、一本の枝に、4−5匹、太い枝ならそれ以上です。
どの蝉もみんな、朝も早いのに、大きな鳴き声で一生懸命鳴いています。
例年なら、ジージーというアブラゼミの鳴き声が多いのですが、今年はちょっと違うようです。ショワショワという鳴き声、大きくて黒い体に、薄緑色の筋が入った透き通った羽、そう、クマゼミがとても多いのです。個人的には子供の頃からカッコイイなあと思っている蝉なのですが。
どうやら、今年はクマゼミの当たり年、地域差はあるかもしれませんが、例年以上に大発生しているようです。
大発生といえば、



17年ぜみ羽化海の向こう、北アメリカでは昨年の夏、合衆国東部で周期的に大量発生する不思議な「17年ゼミ」が羽化し、ニューヨークやバージニアなど15州とワシントンで、数十億匹が羽化したらしいのです。ニュースでご覧になった方もおらるかと思います。
また、同じ合衆国東部には、幼虫のまま土の中で13年過ごす「13年ゼミ」も生息していて、両者あわせると、7種15群の種類になるそうです。
ただし、地上に出てからの寿命は約6週間。地中にいる期間と比較すると、あまりにも短いように感じます。(写真と参考記事は昨年5月の朝日新聞のニュースから引用致しました。http://www.asahi.com/science/update/0513/002.html

さて、話は戻って今年のクマゼミ。
日本気象協会の方のお話では、前年が比較的涼しい夏だった翌年はクマゼミが多く発生するという統計があるそうです。どうやら今年がそれに該当するとのこと。ここ大阪では確かに統計通りの結果のようです。
それにしても比較的温度の安定した地面の中でどうして、昨年の夏の涼しさが分かったのでしょう?不思議な事です。
日本のクマゼミの地上に出てからの寿命は長くて2週間程度でしょうか?
そう思うと、五月蝿いという気持ちは、夏を体にいっぱい受けて、精一杯鳴いておくれという気持ちに傾いてきました。



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