『手塚治虫原作』とは書かないで!アトム試写会の感想についてのお話です。ぜひご覧下さい


2005年07月24日

『手塚治虫原作』とは書かないで!アトム試写会の感想

先週7/16土曜日に大阪天保山のサントリーミュージアムに併設されたアイマックスシアターにて、鉄腕アトムの劇場版アニメーションの試写会がありました。
招待券1枚で3名まで入場可能と言う事で小学生前後のお子さん連れのお客様も多数居られました。私は妻と2人で拝見致しました。大画面での約40分の作品と言う事でしたので非常に興味があり、少し恥ずかしい感じもあったのですが、見に行って来た次第です。
ストーリーは、アトムが、クラスメートの子供達と見学旅行に行った土星の衛星タイタンで機械生命体と遭遇し、これを倒すと言うものでした。
私見で申し訳ないのですが、あまりにも安っぽすぎる内容でした。ストーリーには直接関係しない無駄な枝葉部分が多すぎ、肝心の敵は機械生命体(自己成長や増殖は出来なさそうですが)というロボット体で、自分達が人間に取って代わろうと言う思考を持ち、実際に自分達を作った人間は滅ぼしてきたと言うのです。
そして、自分は滅ぼされる前に人間が作ったコンピューターウイルスに侵されており、それを直す為にはアトムを自分の体に取り込むことが必要で、その後地球人類の殲滅を企てていると言うのです。
ロボットを敵に設定するのは最もたやすい方法ですが、ロボットに人間が悪意を入れ込むからこそ、悪いロボットになると言う事は、今までのアトムでみんなが知っている事のはずです。それを無視した今回の設定では、映画にまでする価値は無いと思います。それよりもサブキャラで出ているユナという女の子のお爺さん、田手上博士の研究を否定してきた事に対する謝罪をもっとしっかり表現すべきだと思います。少数や、奇異な印象と言う事でそれを否定したり排除をすると言うことは危険なことであり、誤った方法であると言う事が、子供さんには伝わりにくいと思います。
また、映画の中での科学的な部分や人類の進化について触れた部分でも、非常に信憑性に乏しい(正直、間違っているのでは?)箇所が見受けられました。
単なる娯楽映画としてご覧頂く分につきましては、まあ、しょうがないかとは思いますが、アトムでそれを作っている点が、私個人的には納得いかないのです。
手塚治虫と言う方は、時代考証、科学知識など、その時代において最先端な部分まで考慮されたうえで作品を生み出しておられたと認識しております。
また、作品の中には、正義、悪、どちらをも含めてのヒューマニズムが存在していました。
ですから、いまでも、手塚作品は子供から大人にまで愛され続けているのではないのでしょうか?
これからもこのようなスタイルでの手塚作品が続くのであれば、原作者手塚治虫と言う部分は無くして頂きたいと言うのが私の切なる願いです。

今日は私的なコメントばかりで申し訳ありませんでした。



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